またまた 帰ってきた なまもの日記


 最初の復活の御挨拶はこちら
 2度目の復活についてはこちら


【10.7.1.Thu】
 昨夜アップした、2ヶ月分の長い長いまとめ日記をお読み下さった皆さん、お疲れさまでした。いやあ、長くて読むのタイヘンだったでしょ。
 って、書いた本人が言うのもナンだけど。

 ダンナの通院リハビリは毎週月曜日と木曜日。なので、昨日退院したばかりなのにもかかわらず、いきなり今日も病院に行く。ナースから「どうせなら今日退院にすれば手間が省けたのにね」と言われ、「その手があったか」と今更ながら膝を打った。なぜ事前に気付かなかったんだろう……。なんかキリがいいような気がして、それだけで決めちゃったんだよなあ>6月末日退院。

 更新をサボっていた間にやったお仕事の一部を告知。解説書いた文庫が2冊出てます。

  「PLAY」(山口雅也・講談社文庫・730円)
  「サニーサイドエッグ」(荻原浩・創元推理文庫・903円)

 えーっと、既に出てるのは確かこの2冊だけだったと思うんだが……。あと2つ3つ書いたけど、それらはまだ出てないと思う。多分。なんかねえ、出来上がった本をわざわざ別府のホテルまで送って下さる編集さんもあり、荷物が増えるからと名古屋に帰るまで待っててくださった編集さんもありで、正直あたしも在別中は何の仕事が活字になったか追っかけられてないんだよね。
 その他、小説推理で新刊レビューも書きました。ほぼ毎月書いてたんだけど、現在店頭にある8月号では、蒼井上鷹『11人のトラップミス』と垣谷美雨『結婚相手は抽選で』の書評を書いてます。

 そうそう、『小説推理6月号』では、今話題の樋口毅宏さんの新刊の書評を書いたんだけど、これがアンタ、10年以上活字の仕事をしてきて、見出しでも書評本文でも、書名を一度も書かなかったのは初めてだ(大笑)。いや、決してあたしは潔癖性でもカマトトでも下ネタ嫌いでもないのよ。ただ、気心の知れた友人と面と向かって会話するときならともかく、不特定多数がそれぞれの好きなときに目にするテキストで直截的な性の用語を発するのはちょっと苦手なの。電車とか喫茶店とかの人が多い場所でなにげなく雑誌を開いたとき、そういう言葉が見出しでバン!と出てたら、ちょっとドギマギしない? そういう意味で。
 でもこの本が出た直後、知り合いが本書を読んでツイッターに感想を書いたり、担当の編集さんが感想発言をリツイートしたりしたため、あたしのツイッターのTLは、この書名がずらずらと並んでとても壮観であったことよ。


【10.7.2.Fri】
 まとめ日記をアップしてから、たくさんたくさんメールを戴きました。ありがとうございます。多いので個別にお返事を差し上げられない非礼をお許し下さい、ませ。
 特に別府界隈にお住まいの方や出身者からは、せっかく病院名をぼかしたのに「あそこだね?」と言い当てる方続出。まあ、別府駅近くのN村病院つったら、知ってる人には自明だよな。
 その他、「あそこの温泉行った?」というメールも戴きましたが、そのあたりについては12日発売の「本の雑誌」8月号掲載のエッセイでお確かめ下さい(宣伝)。

 その中に、「ツイッターを見てないので知らなかったよ!」というメールも幾つか頂戴しまして。なんとなくこっちとしては、ツイッターに書いてれば知らせたい人には自動的に届いてるような気持ちになってて「報告義務は果たした」的勘違いをしてたんだが、みんなやってる訳じゃないもんね、そりゃそうだ。
 ということで、こちらしか見てない人のために、最新日記の下にあたしのツイッターのツイート直近12個を貼付けることにしました。これはツイートするたびに自動的に更新されるので、日記の更新が滞っても生存証明にはなるかと思います。ただ、ツイッターがキャパオ−バーでアクセスできなかったりすると、暗く深い虚空が広がるのでご注意を。

 大矢のオシゴト一覧を更新しました。が、何か抜けてる気がする……。思い出したらこっそり追加するかも。ま、「抄録」って書いてるからいいや。来年は中学だね。それは小六。
 なお、黒田のオシゴト一覧の更新が2月で止まってて、それ以前の分でも抜けがあったりするんだが、こちらは追って更新するのでしばしお待ちを。っていうか自分でやったらどうだ。ふと冷静になって自分を見つめなおしてみたが、なんであたしがアンタの仕事一覧を作ってるんだという根本的な疑問が沸いて来たぞ。


【10.7.3.Sat】
 昨日の日記に「なんであたしが黒田の仕事一覧を作ってるんだ?」と書いたらば、わはは、今日本人の手によって著作リストが補完されましたので、それを受けて黒田のオシゴトを更新しました。

 「本の雑誌」用の「別府温泉ほげほげ読書日記」後編の原稿を書いていたのだが、何も考えずだらだら書いていたら規定文字数の3倍を突破してしまい、慌てる。余計なこと書き過ぎなんだよなと思い、「余計なこと」を片っ端から削る。
 ……その結果、規定文字数の4割にも満たなくなってしまったという事実は、いったい何を示唆しているんだろう。いや、答はいらない。聞きたくない。

 さて、いよいよ今夜からツール・ド・フランスが始まります。あたしにとってはサッカーより自転車なのだ。っていうか、これを書いている今まさに番組スタート。いきなりコンタドールアンディ・シュレックのバカバカしくもキュートな掛け合い漫才CMに、深夜に大爆笑。なんだこれ。やめてくれ腹筋がよじれるぅ(じたばた)。
 愛しのカンチェラーラの出走はまだだいぶ先なので、明日改めて録画で見よう。明日以降のカンチェはアシストなので(アシストの意味が分からない人は近藤史恵「サクリファイス」を読もう。大矢が解説書いてるぜぃ)、彼の見せ場は今日のTT(タイムトライアルの略。時間差で一人ずつスタートしてゴールまでの時間を競う)だけなのだ。<「だけ」って言うなよファンが。カンチェのファンなら山岳ステージは見逃してもTTだけは抑えておくべし。1日だけのマイヨ・ジョーヌ目指して頑張れカンチェ


【10.7.4.Sun】
 午前中は昨日のツール・ド・フランス録画観戦、午後は中日戦のデーゲーム、そして夜はツール・ド・フランス生放送。一応、資料本読んだり原稿を書いたりもしたが、いやあ、仕事進むわけねぇよなこの状態で。サッカーとテニスに興味がなくて幸いだ。
 それにしても、「わんわん落車'10」に始まり「ゴール前の多重落車」に終わった第一ステージ。カンチェはマイヨ・ジョーヌを守ったが、集団落車で下敷きになってるのがチラっと見えたときにゃ思わず立ち上がったぜよ! 今年のTdFは、ジロに続いて大荒れの予感。

 今日のツールの舞台はオランダのロッテルダムからベルギーのブリュッセルにかけてで、途中、ベルギーのアントワープという街を通った。ピンと来る方もいらっしゃるかもしれないが、あの「フランダースの犬」の舞台です。空撮で大きな聖堂が映り、「あ、もしかしてあそこでネロとパトラッシュが……?」と、しばしロードレースを離れて滂沱の涙を流す。
 日本では「泣かないヤツは人間じゃねえ」という扱いすらされているこの物語(というか、泣けるのはアニメの方だが)、実はベルギーでは無名だったんだそうだ。日本でなぜか人気ってんで、慌てて再評価されたらしいのだが。あれほどの作品がなぜ現地で人気がなかったのか、その理由を司馬遼太郎が『街道をゆく35 オランダ紀行』の中で書いている。
 要約すると、当時(19世紀)のヨーロッパでは青少年の自立を促す風潮が強まっており「15歳にもなって、ただ打ちひしがれて死んでいくとはナニゴトか、自分の運命を自分で切り開けんでどうする」という見方が一般的だったのだとか。うわあ、身も蓋もねえなベルギー人。だったらお隣デンマークのアンデルセンが書いた、貧乏の中で打ちひしがれて死んで行く「マッチ売りの少女」はどうなんだ。マッチはいりませんか、マッチを買って下さい。「スニーカーぶる〜す」から「ミッドナイトシャッフル」まで入った初期から中期にかけてのベスト盤です。うん、そのマッチならおばさん買っちゃうな。何の話だ。


【10.7.5.Mon】
 参院選の期日前投票に行ってきた。場所は区役所。
 別に本番の11日に予定があるわけではない。ただ、梅雨時だし、もし当日に雨が降ったらと思うと晴れてるうちに行った方が良いという判断。だってね、想像してみて欲しいんだが、ダンナは歩くのに杖が必要で、でも片手しか使えないわけですよ。つまり傘が持てないのよ。レインコートもあるにはあるが、「着る」という作業も簡単ではないわけで。おまけに雨の日は足下も滑りやすく、早い話がいろんな面で厄介なわけだ。畢竟、どうしても日時が変更できないって事柄以外は、雨の日の外出は避ける傾向にある次第。
 というわけで、晴れた日&リハビリ通院に出たついでの今日、区役所に行きましたさ。

 こういう場所へのおでかけで最も気になるのが、「身障者用駐車場が空いてるかどうか」だ。他の場所なら、そもそも身障者用スペースがないってなケースもあり得るのでそこから調べねばならんが、区役所なのでもちろんある。ただ、埋まってる恐れも、もちろんある。
 この身障者駐車場って、自分の家族が障碍を持って初めて意味を認識したんだけどもさ、それまでは単に「体の不自由な人は歩くのもたいへんだろうから、入り口に近いところに優先的に停めて良いよ」という意味だと思ってたのよ。で、そういう面ももちろんあるんだけど、実はそれ以上に大きな理由がある。

 スペースの幅が広いのだ。
 それが何を意味するかというと──ドアをいっぱいに開けられる、ということ。

 たとえば運転席や助手席から車椅子に乗り移らねばならない人。
 乗り降りに他者の介助や杖・歩行器等の支えが必要な人。
 あるいは、障碍はなくともおなかの大きな臨月間近の妊婦さん。

 こういう人たちは、ドアをいっぱいに開けられるだけの余裕が、隣の車との間になければ 乗降ができないのだ。ダンナがこうなって初めて実感した。普通の駐車スペース、無理! 隣の車にぶつけないように細めに開けたドアから乗り降りするなんて、絶対無理!
 だから専用スペースがないときには、ダンナ側にできるだけ幅を持たせて停めて、あたしはわずかな隙間をスライムのようになりながら降りる(巨乳が邪魔なことこの上ない。ドアの隙間で乳癌のマンモ検査を受けてるような感じだ)とか、二枠並んで車が停まってない場所を探す(でも帰りにもそこが空いている保証は無い)とか、それも無理なら駐車スペースに入れる前にダンナだけ先に降ろすとか、いろいろ対応せねばならんのよ。つまり

 身障者用駐車スペースとは、単なる身障者優遇ではなく、あそこでなければ乗降できない人がいる

 ということを是非ご理解戴きたい。
 だから、健康体なのにもかかわらず「空いてるし便利だしすぐ戻るし」なんていうフザけた理由で身障者用スペースに車を停めてる人がいたら、あたしは全身全霊をかけて呪うから覚悟しろ。

 という話をツイッターに書いたら、「そういう意味があったとは知らなかった!」「その認識はない人が多いと思う。駐車場に明記しておくべき」などというリプライをたくさん頂戴した。書いた甲斐があったというものだ。そんなリプライの中に、「障害者用駐車スペースの意味、わたしは加納朋子さんの『少年少女飛行倶楽部』で知りました。普段なにげなく見ているのでスペースの大きさには気付かないものなのですね。」というらぴさんからのコメントを発見。

 加納朋子「少年少女飛行倶楽部」(文芸春秋・1750円)は昨年4月に出た青春小説。中学生になった少女くーちゃんは、依存心の強い女友達に押し切られるような形で「飛行倶楽部」という意味不明の部活に入部することになる。「空を飛ぶ」ことが目的という、「は?」としか言いようのないクラブ。
 ところが先輩はたったの二人。しかも片方は野球部との掛け持ちで、義理で入ったクチ。もう一人の男子が部長なのだが、これがあまりお近づきになりたくないタイプの変なヤツ。そこからちょっとずつ部員が増えるんだけど、それがまた何故か一癖も二癖もある──まあ、有り体に言えば、「こいつとは友達になれねえ!」と思うような子ばっかりが集まってくるわけだ。そこで唯一まとも(?)なくーちゃんが貧乏くじを引かされて悪戦苦闘ってえのが全体の流れ。
 空を飛ぶって何なのか、このクセの強いメンツでいったい何ができるのか──ってえのは本書を読んで戴くとして。テンポのいいコミカルな展開の中にも、中学時代の青かったこと痛かったこと、でもそれもひっくるめて一生懸命だったことなどがじわりじわりと思い出され、そしてスカッと爽快に終わるステキな小説です。明るく元気な青春モノが好きな人にはお勧めだが、今日の主旨はそこじゃない。

 この物語の中に出て来るのよ、上記の「障害者用駐車スペースが広い理由」が。あたしはそのくだりで「そうそう、そうなのよ! 良くぞ言ってくれた!」と加納朋子さんの手を両手でがっちり握りしめたい気分になったことよ。
 そのシーンは、もちろん意味はあるんだが、ストーリーの流れから言えば瑣末なところなのね。駐車場ってのが何かの伏線になってるとかじゃなく、登場人物の関係者に障碍者がいるということを具体的に示せるエピソードなら、別に何でも良かったわけで。そこに、この身障者用駐車スペースの話題を持って来てくれたということに感謝だ。
 もちろん小説ってのは啓蒙活動のためにあるのではなく、物語そのものを楽しむためにある。だから「障害者福祉の理解のために」本書を読めなんてえバカな事は言いません。でも加納さんの作品のおかげで、若い人がこういうことを知ってくれるってえのは、ただ素直に嬉しいものなのよ。


【10.7.6.Tue〜7.8.Thu】
 この三日間、仕事とダンナの病院への付き添いとツール・ド・フランスだけで過ぎて行った気がする。他に何もしてない。ツールを見ながら日記を書くつもりが、6日は展開がスリリング過ぎて日記どころではなく、昨日今日は波乱がなくて寝オチしそうになる始末。
 ツールを見ながら(聞きながら?)本も読んでる。6日のツールお共本は東野圭吾「プラチナデータ」だったが、その日のツールはパヴェ(石畳)走行だったため、主人公がバイクで逃走するシーンで本文に関係なく体が上下動してしまった。

 お仕事告知。
 「もう誘拐なんてしない」(東川篤哉・文春文庫・620円)の文庫解説を書きました。

 北九州市門司区から山口県下関市にかけてを舞台とした、脱力系お笑い青春誘拐本格ミステリ。解説本文にも書いたけど、読者を選ばない全方位向けの面白さがあります。個人的には、舞台となった場所に土地勘がある──というか、思い切り「嗚呼我が青春の地よ!」って感じなので、もう懐かしゅうて懐かしゅうて。広島カープファンとして有名な著者だが、今回は横浜ベイスターズファンがニヤリとするトリビアがあるぞ。本編とは何の関係もないとこだけど。

 それにしても、脱力系お笑いミステリなのに、なんですかこのリリカルな表紙写真は! 実物はこれに帯がかかってて、まぁ巧い具合に足の部分が「絶対聖域」を残して隠れているという……なんと計算し尽くされたデザインであろうか。なんかいろんな手を使って読者を騙そうとしてる気がするぞ。あのね、本書のヒロインの女子高生は、えーっと、可愛いんだけど、とってもキュートなんだけど、でも「くらわさるっけんね!」「ボテクリこかさるっけんね!」という北九州弁を操るような子なんですよ。──と書けば、他地域の人にはちんぷんかんぷんでも、北九州の人にだけは思い切り雰囲気が分かって戴けると思います。

 もひとつ、黒田研二のお仕事告知も。
 「ふたり探偵 寝台特急『カシオペア』の二重密室」(光文社文庫・600円)が出ました。

 ノベルスが出たのが2002年なので、もう8年前の作品なんだなあ。
 文庫化にあたりかなり手を入れたとのことだけど、わはは、正直ワタクシ、事件の中身も犯人も何も覚えてないので、どこがどう変わったのかもわからないぞ。覚えてるのは、ダレカガナカニイル…的な設定の話だってことと、メインの仕掛けに確かアレが関係してたってことと、舞台が寝台特急だったということ(それは副題を見ればわかるわい)と、なんか特急での食事シーンにタコライスの話題が出てきてたってことだけだ。<最後のは何で覚えてるんだろう?
 ということで、ノベルスを読まれた方も、8年も経ってるんだから新鮮な気持ちでお読み戴けると思います。トラベルミステリではあるんだけど、トラベルミステリと聞いて連想するような類いのトリックではないとだけ申し上げておこう。いろいろ素っ頓狂なトリックや設定を考える作家ではあるが、これは群を抜いて素っ頓狂だと思うなあ。

 という3日間のまとめ日記でしたが、ドラゴンズの話がまったく出てこないという事実ひとつとっても、今、ドラゴンズがどんなテイタラクかが分かろうってもんだ。ほんとにピリっとしないんだよなあ。堂上兄弟のそろい踏みだけが心の支えだよ……。


【10.7月中旬〜8月】
 またまた御沙汰してしまいました。
 今回は日記下部にツイッターを貼付けたのが功を奏したか、「また何かあったのでは?」というご心配メールは殆どなく、まぁその代わりに「元気なのに何故更新しない? もうやめたのか?」という別のご心配メールを頂戴してしまったよ。すみませんすみません。
 このサイトをやめるつもりは毛頭ないのだが、まあ、ぶっちゃけめちゃくちゃ忙しかったんです。まあしかし、ここへ来て仕事もちょっとペースが落ち着いてきたし、紹介したい本もあるし、いろいろ面白いことは引き続き起こっているしで、無理のない範囲でという但し書き付きではあるものの、また日記を書けそうですことよ奥さん。っていうか、早くブログ化したいなー。
 てなわけで、まずはまとめ日記。

お仕事告知

  ●解説書いた文庫が2冊出てます。
   「アマチュア手品師失踪事件」(イアン・サンソム・創元推理文庫・1029円)
   「こころげそう」(畠中恵・光文社文庫・620円)
  ●「CREA」9月号で、「東野圭吾マトリックス」を担当しました。
  ●「文蔵」8月号警察小説特集で、「個性派刑事ファイル」を担当しました。
  ●「本の雑誌」8月号9月号に、別府温泉での日々を綴った「ほげほげ温泉読書日記」前後編を寄稿しました。
  ●「週刊読書人」7月28日号に「各社の文庫、ここに注目!(ポプラ文庫)」を寄稿しました。
  ●「小説推理」での新刊レビューも継続中。
   10月号では、中島さなえ『いちにち8ミリの。』と安東能明『潜行捜査 一対一〇〇』の書評を書いてます。

ツール・ド・フランス

 いやあ、見た。7月のあたしはツール・ド・フランスと共にあったと言っても過言ではない。あたしはスイスの自転車選手、ファビアン・カンチェラーラのファンなので、彼見たさ&彼の所属するチーム・サクソバンクを応援していたわけだが、カンチェの素晴らしさカッコヨサ速さもさることながら、今回のツールは実にドラマチック&ネタ満載でござったよ。
  ・コンタドールとアンディ・シュレクの「これマンガ?」と言いたくなるような、歴史に残る39秒の攻防。
  ・落車続出ステージでカンチェラーラが見せたリーダーシップ。
  ・フランク落車リタイアによる、アンディのお兄ちゃん離れ。
  ・ツッコミどころだらけの、クネゴの空回り・お笑いバージョン。
  ・マキュアンからカヴェンディッシュへの「友の会」会長の座、禅譲。
  ・ブルグハートを超える、盛大なわんわん落車'10。
  ・ほとんど画面に映らなかったのに、なぜかしっかり総合3位の「見えない人」メンショフ。
  ・レースに乱入する羊。
  ・ランス・アームストロングの、ツール・ド・フランス、ラストアタック。
  ・最終ステージでの、チーム・レディオシャックによる集団着替えと集団裁縫。
  ・番外編:アンディとコンタのスペシャCM競演が笑えたり皮肉だったりまた笑えたり。
 以上、興味のない人には何のこっちゃだろうけど、自転車ファンは今おそらく、「あったあった」と泣き笑いしていることでしょう。

ブエルタ・ア・エスパーニャ

 真っ最中です。見てます。が、ツールのハイビジョン画質に慣れた目には、スペインクオリティは辛い……。それでもカンチェラーラとシュレク兄弟が同じチームで走るのは最後なので、彼らのサクソバンクジャージをこの目に焼き付けておかねば。

ドラゴンズ

 首位に立つでなし、Bクラスに落ちるでなし。
 クライマックスシリーズは名古屋でやりたいので、できれば2位までは行って欲しいんだがなあ。

高校野球

 今年の夏の甲子園には、愛知県代表は参加してなかったことになってます。


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