あたしはこの日記で、あまり「その日の行動記録」みたいなことは書かないのだが、今日は珍しく行動記録を書いてみることにする。但し、縛りをひとつだけつける。カタカナ語・英語を使わないで書くのだ。さて、どうなるかな? 意外と違和感なくいくものか、それともその逆か? 尚、普段ならカタカナで書くところを無理に和語・漢語に改めた箇所はこの色で表記します。では始め!。(←いきなり「スタート」と書きそうになった)
お昼過ぎ、電視台の前に座る。今日から北陸で、中日対乳酸飲料の2連戦なのだ。昼間の試合なので、中継は午後1時半から。……がーん、雨で試合中止ですってえ? きぃっ、今季初の対乳酸飲料戦だったのにぃ。いや、それより、年間数えるほどしか職業野球の地元開催のない地方で、試合が中止になるというのは、球団応援者にとっても残念なことよのお。
急に時間が空いたぞ。さあ、どうしよう。普段なら本を読むところだが、脳味噌が運動観戦用に出来上がってしまっている。日本放送協会で広島対横浜をやっているので、それを見るという手もあるが……そうだ、運動系の本を読むという手があるぞ。
実はまだ書評を更新してないが、今月上旬、排球の日本代表・中垣内祐一が引退を表明して以降、運動実話や運動小説ばかり読んでいるのだ。中垣内祐一本人が10年前に出版した随筆集まで引っぱり出して再読してしまったくらいだ。<これがまた、まるで偶像人気芸能人みたいな随筆でさあ……腰が砕けたわいな。
ということで、昼間の試合が中継される予定だった時間枠丁度を使って、黒甘炭酸水と醍醐焼き菓子をおともに(だから太る)、「名門魂」という運動実話を読了。これは、今は廃部になってしまった、日本女子排球の名門・日立娘団(←さすがにこの言い替えは無理がないか?)について書かれた運動実話です。
電脳を立ち上げ、電子郵便を確認。ぎゃあ、また豚肉缶詰電子郵便がたくさん届いているよ! 英字題の電子郵便は遠慮なく削除していく。標題の種類は毎回似たようなものだが、今日は「拝復:あなたの書類」とか「拝復:やあ」とかが多いな。
普段なら、夕食の準備にかからねばならない時刻だが、今日は旦那が自転車友人の結婚式に呼ばれて留守なのだ。ああ嬉しい。自営業者の奥様なら理解して下さると思うが、自営業って、毎日毎日三食作らなくちゃならないから大変なのよ。「お昼御飯は昨日の残り物で簡単に済ませましょ」とか「買い物ついでに、あそこの家族食堂の昼食時間奉仕に行ってみようかしら」なんてことは、夢のまた夢なのだ。きぃっ。たまには外食したいよーー。お茶漬けでお昼を済ませたいよーー。
そんな鬱憤が蓄積されている自営業者の妻としては、「旦那がお呼ばれ」というのは千載一遇の機会である。きゃあ。もう夕御飯なんか作らないもんね。ひたすら寝転がって本を読むのさ。何を読もうかな。三浦しをんの「浪漫的小説の七日間」にしようかな、それとも横山秀夫「登山者高揚」がいいかな、乾くるみの「開始愛」も気になるな……………………
寝てまったがや!
3時間も寝てまったがや! きゃあ、もももももったいない! せっかく旦那がいないのに、そんな貴重な時間を惰眠で潰してしまったよ(滂沱)。しょうがないので、電視台を見ながら、簡単な夕御飯にしよう。冷凍御飯を電子料理暖め機で下顎して(←いや、それは訳が違うぞ)、こないだの残りの豚肉缶詰を焼き、あとは卵と残り物の煮物。ああ簡単。毎日こうなら料理が好きになるだろうに。
しょっぱい豚肉缶詰を食べつつ、巨人対阪神を観戦。巨人が負けたので極めて気分が良いが、それでも今日も本塁打が出たらしい。やっぱすごい打線だなー>巨人。開幕から毎試合本塁打が出てるってことは、完封負けが一度もないってことだもんなあ。まあ、個人的には本塁打がどんどん出るような試合より、回転安打とか超美技が出るような試合の方が好きだけど。守備で見せてくれる試合がいいね。中日の福留や英智が得意な、飛球捕獲直後離塁を矢のような本塁返球・抵触殺なんて、一番わくわくするよ。
ってことで、中日戦がなかったので、運動報道番組を見る必要もなし。のんびり、三浦しをんの「浪漫的小説の七日間」を読了。この日記を書く。0時前に旦那が帰宅して、短い休暇は終わりを告げたのであった。結局、本も2冊しか読めなかったよ。
うーん、こうして見ると、行動記録を日記に書こうとすると、やたらと長くなることがわかった。あたしは運動と報道以外の電視台番組をあまり見ないのでこれで済んでるが、芝居や娯楽番組を見てると、もっと表記に困ったかも。
あ、「広域解説者」の「お父さんのための広範囲見世物番組講座」は見たよ。いつもながら「知らなくてもいい/知りたくもない」情報ばかりだ。え? だったらどうして見てるのかって? 実はこの「お父さんのための広範囲見世物番組講座」、項目ごとの題が(深刻な報道を除いて)やたらと駄洒落になってて、ときどき妙に巧いのだ。これまでの最高傑作は──ああっ、片仮名言葉を禁じてると、この駄洒落が書けないっ!
えーっと、えーっと、仏蘭西珍味茸が洋風旅館の庭で見つかったという報道で、その題が、「仏蘭西珍味茸大爆笑」という……えーん、わかりにくいよお(泣)。 ほら、全員集合系お笑い団とかけてるわけで……えーん、駄洒落の解説って虚しいよお(号泣)。
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(その翌日の日記)
昨日の「アンチ・カタカナ日記」で、お問い合わせがあった箇所を解説。「黒甘炭酸水と醍醐焼き菓子」ってのは、「コーラとチーズクッキー」の意味でした。醍醐って、チーズのことなのよ。だから「醍醐味」っていうのは「チーズ味」のことなのだ。あ、そうか、コーラは可口可楽って書けばよかったのか。
日立娘団っていう苦し紛れの訳は、Vリーグに加盟していた(今は廃部になったけど)、日立ベルフィーユのつもりだったの。ベルフィーユってのはフランス語で「義理の娘・美しい娘」という意味なのよ。あと、排球はバレーボールのことです。
偶像人気芸能人ってのは、アイドルのつもりだったんだけど──わかりにくいよな、やっぱ。
言わずもがなだけど、黒甘炭酸水とか醍醐焼き菓子とか娘団とか偶像人気芸能人とかは、あたしが勝手にでっち上げた言葉であって、正式な日本語訳でも、中国語でもないからね。上のパラグラフで正しい表記は排球だけです。念のため。
仏蘭西珍味茸なんて、ホントは漢字で書くと西洋松露になるらしいんだけど、でっちあげの仏蘭西珍味茸の方が分かりやすいよね?
我ながらショックだったのは、ホームランを最初満塁打と書いてしまっていたこと。本塁打という一般的な日本語があるじゃん、ねえ? それを失念して、一生懸命「ホームランってどう言えば通じるんだ?」と造語を考えようとしていたよ。満塁打だと、満塁ホームランという意味になってしまうじゃないか。ケダちゃんから、「今日は3点しかとってないのに、満塁打って?」と訊かれて、初めて自分のミスに気づき、慌てて訂正した次第。
また、球団応援者ってのは「ファン」の意味だったんだけど、これもこんな無粋な単語をひねり出さずとも、贔屓という立派な日本語があったじゃないか(「贔屓」にマイナスイメージを持ってる人は、たぶん「依怙贔屓」の意味で考えてるんだと思う。もともと「贔屓」は、役者などのファンのことを指すのよ)。
こんな日本語がすんなり出てこないってのは、相当に脳味噌が硬くなっている証拠だ。これからも、ときどき「アンチ・カタカナ日記」をやることにしよう。