ふぉん・しいほるとの娘(上下巻)・吉村昭(新調文庫)
江戸時代末期。長崎の出島にオランダからやってきたフォン・シーボルトは、遊女・其扇(本名タキ)と出会う。そして二人の間に女児・イネが生まれるが、スパイ活動を見とがめられたシーボルトは国外追放となり、タキとイネは親娘二人で生きていくことを余儀なくされる──。
ひざびさに出ました、おすすめマークをダブルでサービス!
ムーミン谷へようこそ・冨原眞弓(KKベストセラーズ)
副題は「いつでも、どこでも、好きなだけ」である。
ぶわっはっはっは\(^o^)/。おおおおお面白い。ホンのちょっとでも歴史が好きな人はたまらないぞ。もう、日本の歴史を題材に遊びまくりである。やり放題である。──ように見える。しかし、思いきり笑った後に、ちょっと背筋が寒くなったりする部分があるのだ。ふざけてるようでいて、かなりきつい風刺が効いている。それにこれは──相当の知識がないと書けないぞ。とにかく、読むべし。
ホラーと新本格の融合……と聞くと、ちょっと眉につばをつけてしまうのだ。一度それで痛い目に遭ったことがあるもんで(笑)。で、眉つば状態のまま読んでみると──おお、キレイキレイ。そうか、こういう融合のさせ方なら「あり」だなぁと思える。中枢に論理がある「本格」だからこそ、へたにホラーにすると目もあてられなくなるのだが、これはそのあたりが実に巧い。しっかり本格してる。むしろホラー風味の本格と言う感じで、ホラーの眼目であるところの「恐さ」はちょっと薄いくらいだ。
江勢物語・清水義範(角川文庫)
わははは。あたしはやはり、この手の作品がどうも好きなようだ。パロディ、パスティーシュの類ね。薦めてくれたS根さん、ありがとう。大河小説や純文学を書くのも才能だけど、こういう話を書くのも断固として素晴らしい才能だ。ただ、総じてもとネタを知らないと面白くも何ともない、というのも事実で、そういう意味では読者を選ぶ作品集かもしれない。しかし言い換えれば、何事も知っているということはそれだけで楽しみが広がるということだ。では、気に入ったものを幾つか。
ゲルマニウムの夜・花村萬月(文藝春秋)
花村萬月の芥川賞受賞作。花村萬月と言えば、暴力とセックスと肛門というイメージがあるのだけれど、その通りの作品だった(笑)。しかし、そういう類の素材を使って描かれた純文学なのだな、これが。決してハードボイルドだとかクライムノベルだとか、はたまたポルノだとかではなく、教会に身を寄せる若者たちの退廃と衝動を描いているあたりが、ううむ萬月あなどれん。なんか納得しちゃったわい>芥川賞。
プレゼント・若竹七海(中公文庫)
フリーター・葉村晶が巻き込まれる事件の数々と、小林警部補が活躍する事件の数々が、交互に描かれる。で、最後には二人が遭いまみえるわけだけど……物語どうしのリンクってのは、なかったのね(笑)。どうしても、「東京創元組」には「無関係に見えた連作が最後に繋がる」という印象が強いために、こうしてキッパリ独立した形で連作されると、かえって戸惑ってしまったりして。
月夜の晩に火事がいて・芦原すなお(マガジンハウス)
幼なじみに呼ばれて、私立探偵の僕は久しぶりに故郷へ帰った。村一番の実力者の家に脅迫状が来たのだという。その脅迫状というのは、土地に伝わる童歌だった。「月夜の夜に火事がいて、水持って来い木兵衛さん、金玉落として土ろもぶれ……」そして、月夜に火事が起こる──。
ある日、フランチェス子の腕にできた人面瘡。この人面瘡は何を思ったか、突然彼女の股間へと移動した。人面瘡とフランチェス子の奇妙な同居生活、いや、同棲生活が始まる──。
紫陽花の学名に「オタクサ」という文字が入っており、これはシーボルトが愛する女性の名前からとったものだとか(おたきさん→オタクサ)、「おらんだおいね」という呼び名だとかは漠然と知っていたが、ここまで系統だってイネの生涯を読んだのは初めてである。もう、ミニ・ワイルドスワンと言ってもいいくらいの波瀾万丈の人生だ。特に、イネが望まぬ子供を身ごもり産み落とすシーンと、その相手である師との別れ際に、師の妻には礼を尽くす一方で師に向かって「ひとでなし」と吐き捨てるシーンは圧巻である。この二つのシーンが、この物語をルポではなく小説たらしめていると言ってもいい。
ただ、史実が分からなければ状況の理解はできないので、タキやイネの生活の話の中途中途に、安政の大獄だとか、ええじゃないかだとか、長州の動きだとかが詳細に語られる。必要なのは分かるが、それが物語のテンポを乱していることは否めない。いっそ、そのあたりのバックグランドは「日本人なら知ってて当然でぃっ!わからねぇ奴は読むなってんでぃっ!」くらいの気合いで、もっとタキとイネに焦点を絞ってくれてもよかったんじゃないか。先にあげた2シーンの他にも、演出のしようによっては名場面となり得る部分が多々あるのに、あえて淡々と歴史の則って述べてるだけなのが惜しい。史実をはずれることなく、しかし、エンターティメントをも求めてしまうのは贅沢なのだろうか。
(00.2.27)

紅一点論・斎藤美奈子(ビレッジセンター)
「妊娠小説」で華々しくデビューした著者の第二評論である。副題は「アニメ・特撮・伝記のヒロイン像」。これらの中に登場するヒロインを分析し、それを生み出した背景を論じたものである。これがもう、とにかく面白い。評論に対して「笑った」という評価も如何なものかと思うが、とにかく笑ったのである。しかし、笑っただけではなく、おおいに納得もしたのだ。
面白いところ、興味深いところを挙げていくと一冊全部を書きうつすことになるので、敢えて印象の強いところをひとつ紹介。
ゴレンジャーにしろ、ガッチャマンにしろ、宇宙戦艦ヤマトにしろ、あるいはウルトラマンシリーズの地球防衛軍的なものにしろ、必ず女性が一人入っている。この女性の役目は何なのか。ヤマトの森ユキは「生活班班長」だったが、特に仕事をしてるシーンはない。通信技師の言うことを繰り返したり、艦長の具合が悪くなるとそばに行って背中に手を添えるだけだ。手当は医師がするのである。また、ウルトラセブンのアンヌ隊員も通信補助のようなことをしてるが、データを読み上げてるだけである。戦いに出るでもなく、ときどき子供が登場するような回では保母的役割が与えられるに過ぎない。彼女たちは、何を買われて地球を代表する組織に入っているのか?男性陣には、リーダー・エース・武将・知将などの役割がある。では女性隊員の役割は?──答えは、「女」であることそのもの。セクハラを喜んで受けるのが仕事の「女」なのだ。
この他にも、「偉人伝」に女性が少ないのは何故かの考察に始まり、「ナイチンゲールはナウシカである」「キュリー夫人はセーラームーンである」などなど、興味深い分析がたくさん出ている。男性の偉人は「エジソン」「アインシュタイン」と姓だけで認識されるのに、「キュリー夫人」には夫人がついたり「ヘレン・ケラー」はフルネームだったりするのは、どうしてか? などの考察もある。
と言っても、決してフェミニズム過多の評論ではない。そこんとこは誤解なきよう。ヒステリックな女権論者の言い分だと思っては大きな間違いである。とにかく、これは買いである。読んで損はしないぞ。
(00.3.5)
こういうことを言うとキャラに似合わなくてこっぱずかしいのだが、あたしは実は結構ムーミントロール好きである。言っておくが、アニメの「ムーミン」じゃないし、スナフキンにキャラ萌えってわけでもないぞ。あの、トーベ・ヤンソンの小説が大好きなのだ。それも、登場人物(人物?)のどれが好き云々というのではなく、地の文がたまらなく好きなのである。児童文学の西の王者だと思っている。ちなみに東の王者は佐藤さとる氏のコロボックルシリーズなんだな、これが。
すぐれた児童文学ってのは大人が読んでも(決して懐かしさだけではなく)楽しめる、或いは何か得る物がある、と思う。このムーミン谷シリーズは、読むほどに哲学的で、読むほどに深みを感じて、読んでも読んでも底が見えない。その度に何か新しい発見がある。
本書は、そんなムーミンシリーズの魅力を紹介してくれる手引き書だ。名シーンと、それに関しての分析。登場キャラたちの役割。そして、この作品群を通じてヤンソンは何を言いたかったのか。その影には、スウェーデン系フィンランド人としての、民族の孤独があった──。ムーミンシリーズを全部読んでいる、ムーミンシリーズが好き、という人にとっては文句無しにお薦めの本である。(お薦めマークがついてなのは、読者を選ぶせいと、手引き書を読むより自分自身の感性で楽しんで欲しいから)
ちなみに、これまで入手し難かったシリーズ第一作「小さなトロールと大きな洪水」が、昨年、本書の筆者・冨原眞弓氏の訳で講談社青い鳥文庫から上梓されました。これでシリーズ全9作が揃ったわけだね。
(00.3.6)
偽史日本伝・清水義範(集英社)
【おそるべき邪馬台国】なぜ邪馬台国の位置が特定できないのか──その理由に迫る珍説。
【大騒ぎの日】大化改新のあった日、テレビのワイドショーやニュースはこう報道した!?
【封じられた論争】紫式部と清少納言は犬猿の仲。その論争はどんどんエスカレートして……。
【苦労判官大変記】これ、すごくいい。牛若丸と弁慶の意外な真相(いや、真相じゃないって)。コメディの筈なのに、ラストは思わず涙ぐんだりなんかして。
【嵐】イチオシ! 元寇の真相(だから真相じゃないって)。最初はふざけてるなぁと思って読んでたんだが、ラストシーンではマジに恐くなった。確かにここから全ては始まっているのかもしれない。
【日本一の頑固親父】南北朝時代、北畠親房の「問題の書」ができた理由。このせいで日本は……。
【種子島であったこと】種子島にもたらされたものは鉄砲だけではなかった? 日本人の特質は笑える。
【転がらぬ男】人転がしの天才・秀吉が唯一掌握しきれなかった男──それが徳川家康だった。歴史の結果を知っている目から見るのではなく、秀吉の目から見てるという設定が新鮮。
【戦国情報ウォーズ】大阪・冬の陣はスパイ戦! 真田幸村を中心とする丁々発止の駆け引き。
【人殺し将軍】八代将軍吉宗は何故将軍になれたか? 出し抜かれた尾張の末っ子が推理する。
【天保ロック歌撰】お伊勢参りの途中、突然の雨にで雨宿り──偶然集まったのは、あの……!
【どうにでもせい】倒幕の中心となった長州藩。吉田松陰や桂小五郎の名前はよく出てくるが、ところで藩主は何をしてたんだ? 誰も気にしなかった点に迫った物語。史実かどうかは別としても、これなら長州からあれだけの人材が育った理由がよく分かる。ラストがいいなあ。
【人往かし峰太郎】坂本龍馬を死なせないために、未来からアンドロイドがやってきた!
【開化ツアー団御一行様】明治維新後、初めて欧米を回った日本使節。初めての外国旅行は大騒ぎ。
(00.3.10)
密室・殺人・小林泰三(角川書店)
とある探偵事務所に舞い込んだ依頼。「息子の容疑を晴らしてほしい」──その容疑とは殺人だった。しかし本当に殺人なのか、それとも自殺なのか事故なのか、警察も手をこまねいている状態。何となれば、死体は密室の外にあったから。密室殺人ではないが、密室も死体もある。これは「密室・殺人」だ。
本格好きにとっては、なかなかにワクワクする設定である。探偵役がこれまた絵に描いたような「新本格の探偵」で、やたら蘊蓄が多い。あれ以上、妙なお喋りを探偵がしてたら、あたしゃ辟易してお薦めマークをつけなかったかもしれないくらい、イカニモの探偵なのだ。その上、密室の描写がワケわからんし(笑)。しかし、所々に見える「あれ?」という描写。「どうして?」と思う箇所。これが最後にくるりとこちらを向く。なるほど、「ホラーと本格の融合」とは、これか。似たような趣向の(或いはこれをトリックに使った)話は結構多いけれど、この使い方は巧いなあ。ホラーを期待して読むと肩すかしを喰らうかもしれないが、本格ミステリとしては充分なほどに「騙される快感」を与えてくれる。
(00.3.11)
【現代語訳「江勢物語」】当然、伊勢物語のパロディだと思って読み始める。昔、男ありけり、ってのは明らかに伊勢物語なのだけど……あれ?この文は、このネタは……わはは、こりゃアレじゃないか。わはは、と笑っていたら第十段でトドメを刺された(笑)。これは一読の価値あり。ただし古典が好きな人に限る。
【スノー・カントリー】言わずと知れた「雪国」である。ただ、このパロディは視点が凄い。英訳された「雪国」を、親本を知らない高校生が和訳するという設定なのだ。いわゆる「学校英語」のオンパレードで、かなり笑えるぞ。気に入った箇所を紹介したいくらいなんだけど、それも興を削ぐから、これは是非読んでみてくれ。
また、【ほんのジョーク】は、いわゆるアメリカンジョークを俎上に上げてツッコミまくるというもの。【訳者あとがき】は、そのものずばり翻訳小説をからかっている。
その他の収録作は【生臭心経】【かくもわかりにくい日本語のキーワード】【タテのものを横に】【日本の猫である】【町の顔】【我がインド】【再びのインド】。総じて、異文化間コミュニケーションをネタにしたパスティーシュやエッセイである。真面目にやれば人文系の論文にもなりうるであろうネタを、この人って……(笑)。そこが好きなんだけどもね。
(00.3.15)
ただ、主人公の少年(青年、かな)がかなり賢く設定されてるせいで、その他の登場人物が軒並み俗物に見え──逆かな、周囲を俗物に描いてることで、主人公がかなり賢く見え、主人公に感情移入はするものの今一歩踏み込めない部分が残る。彼が俗世で犯してきた犯罪についても、もう少しその後の彼の精神に関わってきて欲しかったなぁという感じがするし、教会での彼の位置──慕われてるのか畏れられてるのか──も、なんだかあやふやなまま終わってしまった。ま、これはひとえにあたしの読解力の問題なんだけどもね。衝動や退廃は理解できても、そのバックボーンがとらえきれない歯がゆさが残る。
物語はさておき(おくんかいっ)実は一番インパクトがあったのは、睾丸の描写だったりする(笑)。うーん、ホントに中身はあんなふうなのかなぁ。そうなんだろうなぁ。実物を見たんだろうか。あううう、男性読者にはものすごく伝わる痛みなんだろうなぁ、きっと。
(00.3.15)
【海の底】被害者の気持ちを思うと、とても切ない物語。晶の最後の台詞はかっこいい。
【冬物語】犯人の目線から見た物語。ちょっとした齟齬が、読んでてドキドキする。
【ロバの穴】プロバビリティの犯罪というには率の悪い計画だけど、ちょっと恐い。
【殺人工作】これはキレイに騙された。なるほど、新鮮だ。
【あんたのせいよ】話よりも、加代子のキャラに受けた。こういう女、いるんだよなあ。
【プレゼント】ああ、ごめんなさい。この一編だけは、意味が分からない(;_;) どゆことなの?
【再生】編集者、マヌケ過ぎ(笑)。
【トラブルメイカー】晶と小林が出会う話。込み入ってるけど、巧く練れてる。
(00.3.19)
何がいいって、イミコさん最高! もう大爆笑だ\(^o^)/。「僕」がイミコさんに事情を聞くシーンなんか、もう何度笑ったことか。「一歩進んでは二歩下がり、三歩進んでは四歩下がり」「それではたどりつきませんが」……(笑)。あのシーンだけでいいな、というワケにはもちろんいかないんだけども、もうおかしくておかしくて……。311ページから357ページにだけ、お薦めマークをつけたいくらいである。
田舎の人々もそれぞれに面白く暖かく、心に傷を持つ「僕」を優しく包む。妻をなくした「僕」の心に巣くう妻の亡霊。郷里でも決して癒されはしなかったけれど、それでも一段階登ることができた「僕」。
謎解きミステリの要因もたっぷりあるんだけども、それがメインじゃない。むしろ、こんなに本格ちっくな道具建てにしないでもよかったんじゃないかな。もともと人物の魅力で読ませるタイプの作者だし、ミステリ者の常としては犯人探しをしながら読んだけれども、どうも本格テイストが余分に見えるのよね。伏線もわかりにくいしアンフェアだし。謎解きに向けて盛り上げる「ミステリ的」演出もないし。事件は「僕」と郷里の人を対話させる重大な要素だというのは分かるんだけど、謎解きよりも「僕」の話がメインなんだから、もうちょっと事件関係者の相関関係をシンプルにして欲しかったかな。
(00.3.20)
受難・姫野カオルコ(文藝春秋)
姫野カオルコ初体験。笙野頼子にも通じる雰囲気のある物語である。全体を通して、シュールと言うか何というか……形容が難しいなあ。冒頭部分を読むと、「これは巫山戯てるのか? それともこういう作風なのか?」と戸惑ったんだけど、読みすすむにつれ、どんどん世界へはまりこんでしまった。
股間の人面瘡に「古賀さん」という名前までつけてしまったフランチェス子──だいたい、フランチェス子って何なんだよ(笑)。モア代とかウィズ美とか、マルとクスの兄弟とか、朝志と読夫とか──普通の名前を持っているのは、人面瘡だけなのだ。それが何かの象徴だったりするのかもしれない。
フランチェス子は、股間に古賀さんが居ても困らない。だって、彼女はモテなくて、他に股間の使い道もないから。それが講じて、彼女は触っただけで男の気を萎えさせる体質になったり、使い道のない股間に、いそぎんちゃく(!)やカズノコ(!!)まで寄生させてしまう。そして彼女が始めた仕事は……。
読み手がコメディだと受けとめてしまえば、大笑いできるコメディである。だっていそぎんちゃくにカズノコだもの。でも、読み手が切ない童話だと思えば、これ以上ないくらい切ない童話になるのだ。男にもてない女はダメな女。それはある意味、事実かもしれない。しかし、それを敢然として受け入れたフランチェス子がどう変わっていったか。彼女が最後に得たものは何だったか。「受け入れる」ことの凄さ。「動じない」ことの強さ。スットンキョーな性格設定に見えたフランチェス子が、究極のイイ女に見えてくる。嫌なヤツだった古賀さんが、だんだん可愛くなってくる。
個人的には、あのエンディングは今イチなのだけれど(フランチェス子にはあのままでいて欲しかった)、それにしても不可思議で魅力的で切ない物語世界を堪能するには充分だ。これはコメディであり、切ない童話であり──そして、人間と人面瘡の、極上のラブストーリーなのである。
(00.3.21)
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