歌舞伎論ってのは筆者の本職であって、これは即ち江戸時代の歌舞伎の知られざるエピソードを小説仕立てにして紹介したものなんだな、と最初は思ったのだ。ところが、あたしが稀代の読み手だと常々信頼している人から「梨園ネタの時代ミステリ集です。歌舞伎のあの定石はどうして決まったのか、という事を謎にした(それこそがお洒落な)殆ど雅楽ものと変わらない世界の作品です」と教えられ、いったいどんなものなんだそりゃと思いながら読んだのだが……
ふしぎの国の犯罪者たち・山田正紀(文春文庫)
六本木のバー「チェシャ・キャット」に集まる3人の男たち。彼らは互いの本名も住所も仕事も知らず、あだ名で呼び合う仲である。だからこそこのバーでは、世間のしがらみを忘れて自分自身に戻ることが出来たのだが──「現金輸送車を襲ってみたら」というマダムの言葉に、思わず3人は本気になった!
今世紀初めての、ダブルお薦めマーク贈呈本である。いや、もちろん作品は前世紀のものなんですが。
11枚のとらんぷ・泡坂妻夫(創元推理文庫)
素人奇術家の集まり、マジカクラブ。市の記念イベントで奇術を披露することになった。成功する者あり、失敗する者ありで会が進んだが、フィナーレで箱の中から登場する筈の女性メンバーが出てこない。どうしたんだ? 彼女はその時、すでにマンションの自室で殺されていた。そして死体の周りにはなぜか壊された奇術の道具が並んで……。
私という名の変奏曲・連城三紀彦(新潮文庫)
「私」は殺されることした。「私」を殺したがっているあの人を自宅に招き、知り合いの医者から手に入れた青酸カリをちらつかせ、「私」を殺すようにしむけるのだ。アリバイも準備してあげよう、チャンスもあげよう……そして、彼女の死体が発見された。
正月十一日、鏡殺し・歌野晶午(講談社文庫)
ノンシリーズものの短編集。最初はそうでもなかったのだが、収録順に読んでいくと、だんだん救いがなくなる。わざとこういう順番にしたんだろうなぁ。全てを読み終わったあとの、読後感の悪いこと悪いこと(笑)。個別の作品は非常によく練られていたりトリッキィだったり膝を打ったりするのだけれど、いかんせん読後感が悪いぞ。ああ、なんだか今はもう、癒し系の「人間て素晴らしいわ!」というような小説を読みたくてたまらないぞ!
月下の蘭・小泉喜美子(徳間文庫)
小泉喜美子氏の作品は言うほど読んでないんだけど、それでも「おお、何だか異色作だわ」という感じがする。歌舞伎や能の外題から題材を取っているらしいが、どれも見事に料理され、怪しくも幻想的な短編に仕上がっている。この本を下さった方が「皆川博子作と言っても違和感がない」とおっしゃったのだが、まさにその通りである。では個別に。
薔薇の血を流して・皆川博子(講談社文庫)
著者の初期の短編集。「死の泉」「悦楽園」「奪われた死の物語」と言ったあたりの印象が強かっただけに、「うわ、こういうのも書くのか」と強烈な印象を受けた。しかし、物語世界の構築の仕方とその完成度はサスガである。3編共に、焼け付くような熱さ、或いは、ひやりとするような冷たさを感じる。しかし、熱いにしろ冷たいにしろ、描かれているものは、いずれも「情熱」なのだ。では個別に。
「影武者 徳川家康」と表裏一体を為す作品。家康の息子の中で、六男である忠輝の扱いは昔から腑に落ちなかった。とにかく、冷遇されてるのである。普通に考えれば、何か家康の気に入らない理由があったのだろうと思うのだが、それをこの作品では、忠輝が生まれた時の面相が気に入らず「こいつは鬼っ子だから捨てろ」と言った、そこに起因しているという書き方だ。
花火と銃声・泡坂妻夫(講談社文庫)
2001年度の「このミステリーがすごい!」や「本格ミステリベスト」などで堂々の一位に選ばれた「奇術探偵曽我佳城全集」。全集というだけだって、それ以前に上梓されたり雑誌掲載されたりした元本があるわけで、これはそのひとつ。曽我佳城シリーズの二冊目になる。引退した美貌の奇術師・曽我佳城が、奇術にまつわる事件の謎を解く。
小説・江戸歌舞伎秘話・戸板康二(講談社文庫)
おおおお、確かにこれはミステリだわ! 上記の引用に何も付け加えることがないくらいである。つまり、歌舞伎にはいろいろ型や定石があるのだけれど、それを最初にやった人がいた筈なのだ。最初にやった人ってのは、何がきっかけで、そういう型を思いついたんだろう……それを(恐らくは全くのフィクションで)ミステリ仕立てで小説にしているのである。第2話以降は、物語の最後にその型や定石の説明が「歌舞伎大百科」から引用されており、そのあたりも親切にして効果的だ。いや、もしかしたら実際にこういうエピソードがあったのかも、とすら思わせてくれる。
十を越える短編が収録されているのだが、どれから読んでもオッケー。歌舞伎の外題なんか知らなくても全然問題ない。いや、歌舞伎それ自体を知らなくても「昔からある芝居の一種」という認識があれば充分である。殆ど知識のない状態で読み始めても、そこは筆者のテクニックで、あっというまに梨園の世界に入り込める。梨園の中の話ばかりではなく、役者たちの私生活や背景、江戸の町の文化などもふんだんに取り込まれ、そして鮮やかなミステリ的手練手管を弄してくれるのだから、もう大満足だ。
個人的には戸板氏の文章ってのは読点が多すぎて、やたらと息継ぎしてるような落ち着かなさが気になるのだけれど(笑)、それがことセリフになると、かえって舞台を見ているような効果をあげている。時代物だ梨園ものだと敬遠せず、是非一度お試しあれ。
(01.1.4)
その3人の男をそれぞれ主人公に据えた3編と、その完結編となる1編からなる連作である。最初は平凡な一市民だった筈の3人が次第にスーパーマン化してくるあたりがちょっと興を削ぐが、それでもストーリー展開はさすがに鮮やかだ。
【襲撃】冗談から出た駒で、現金輸送車を襲う3人。きっちりした作戦と、その作戦を遂行するにあたってとった方法が面白い。しかしこりゃまた、随分危ない橋を渡ったもんだよなぁ。成功したからいいようなものの。
【誘拐】いきなりサスペンスである。3人が現金輸送車を襲ったのを、何故か知っている一味がいた。彼らから、バラされたくなければ誘拐の手伝いをしろと脅され……。知的ゲームとアクションがともに見事な一編。
【博打】3人のうちの一人《帽子屋》は昔の仕事仲間から、マカオのカジノへ誘われる。儲けられるというのだが……。どんでん返しが小気味いい快作。エンディングで宇川がとった行動は、哀しくもペーソスに溢れている。見事なラストシーンだ。
【逆転】チェシャ・キャットで働くアリスが、つい出来心で宝石を盗んでしまったという。何とかこっそり戻すことはできないものか……。完結編という位置づけなんだけど──ううう、どうしてこんな結末にしたのかしら。辛すぎるわ切なすぎるわ救いがないわ(;_;)。最後は手に汗握る展開でドキドキハラハラで、すっかり飲み込まれてしまったのだけれど、興奮しただけに悲しさが倍増だあ。
(01.1.6)

影武者 徳川家康(上中下巻)・隆慶一郎(新潮文庫)
徳川家康は関ヶ原の戦いの直前に殺された。石田三成の家臣・島左近が放った武田の忍び・六郎に暗殺されたのである。しかし家康の死が明らかになっては東軍は勝てない。家康の影武者として長年仕えてきた世良田二郎三郎は、とっさの判断で家康本人に成り代わる。そうして関ヶ原以降も、ほんの数人の側近だけで秘密を抱えて、二郎三郎は家康として生きることになったのである。
江戸に幕府を開き、将軍になり、豊臣家を滅ぼしてしまえば、もう家康は要らない。二代将軍秀忠が偽の家康が邪魔で仕方なく、裏に表に二人の戦いが始まり──もう、忍者は出てくるは柳生一族は出てくるは、島左近は生きてるは家康を討った六郎は二郎三郎の護衛にまわるは……とにかく波瀾万丈絢爛豪華にして、なるほど家康が影武者だったら関ヶ原以降の彼の変化に説明がつくぞ、と思わずダマされそうになったり。いやぁ、歴史って面白いなぁ。
とにかく秀忠との絡め手が最高にエキサイティングだ。あの手この手で騙し合い、裏を書き、読者が思わず喝采するシーンも多々ある。秀忠と言えば気が弱くて親孝行という印象が強いが、この話の中での秀忠はかなり陰湿で邪悪だ。一方、癇癪が激しくて家康から勘当された問題児と言われている六男・忠輝が、この話ではムチャクチャいい男に描かれているのである。全登場人物の中で、六郎や島左近に肩を並べるカッコよさだ>忠輝。また、家康側近の中でも悋気の強かったお梶が、ここでは二郎三郎の一種のブレインとも言えるくらいの聡明さを発揮する。とにかく、「おお、こういう見方があるのか」「なるほど、これが真相でも話が通じる」と膝をうつことしきりなのである。
上中下巻の3冊で、かなり長い話ではあるけれど、とにかく読み出したら止まらない。歴史好きはこれを読まずして歴史小説を語るなとすら言いたくなる。いや、歴史好きに関わらず、文章は平易だし時代説明もしっかりなされているから、歴史に疎い人でも充分楽しめると思う。とにかく21世紀の始まりに、いい話を読めた。こういう本と出会えるから、読書は止められないんだよなあ。
(01.1.8)
奇術クラブのメンバーが書いた短編小説集が中に収録されているという、作中作も楽しめる。サービス満点の作りだ。しかしこの著者、トリックメーカーというよりは「伏線作家」なんだよなという思いを強くした。この人の伏線の張り方というのは絶妙である。謎解きがされる段になって「うわぁ、こんなところが伏線だったのか!」とのけぞるシーンがテンコモリだ。
実際のところ、その趣向が勝ちすぎて犯人心理やリアリティという点からは首を傾げざるを得ない箇所も多いのだが、とにかく伏線の妙は素晴らしい。だって、普通は「実は犯人は×××だったんです!」なんて言われたら「おいおい、そりゃアンフェアだろう」と思うのではなかろうか。ところがどっこい、ちゃんとそれを指し示す伏線が、もーーーーのすごくたくさんあるんだもの。思わず納得しちゃうわ。それを踏まえて展開される謎解きも魅力的だし、「奇術」それ自体が物語に与えている幻想的にしてコミカルな雰囲気も見逃せない。
とにかく、贅沢で品がよくてトリッキーな作品。本格ミステリの醍醐味、ここにありという感じだ。怪しい館や二重三重の密室や猟奇的な殺人などを出さなくても、こうして《伏線》を上手に巧緻に張り巡らせることで、大がかりなトリック以上のカタルシスを得ることができるという好例である。「これはどういう意味なんだろう」と考え、その正解が出た時に得るカタルシス。それと、「大事だとは思わなかった箇所が、ものすごく大事だった」という驚き。これって本格ミステリの基本ではなかろうか。
(01.1.10)
実にトリッキィな作品である。ははん、「私」を殺すように仕向けられた「誰か」ってのを探すミステリなんだな、と思っていたのだが、前半でそれが解かれてしまった。おやおや? あれ? おおっ! そこからが醍醐味なのである。なるほど、そういう手があったか。「探偵が多すぎる」ってのはよく聞く言葉だけれど、この話の場合はさしずめ「犯人が多すぎる」だな。
連城氏にしては、ちょっとひっかかる描写が多々あって「巧緻にして風情溢れる筆致が魅力の人なのに、この人物描写は何だ?」と不満に思っていたのだが、これも最後に見事にひっくり返してくれた。ヒントはたくさんあったのに、ちゃんと作者の狙った通りに誤誘導された自分に思わず笑ってしまったりして(笑)。
あまり正面切っては描かれてないんだけど、刑事達が実にいい味を出している。連城氏の作品って警察捜査が前面に出てくるものは少ない印象があるんだけど、意外とイケるのではなかろうか。
(01.1.10)
【盗聴】隠語で交わされる会話を盗聴してしまった浪人生。なんだか犯罪の匂いがするが……こういう暗号解きものは大好きなんだけど、これは地方の人間にはピンと来ない。
【逃亡者 大河内清秀】ああ、なるほど。そう言えば同じネタを扱ったミステリマンガを読んだ覚えが。どうして外国のシーンから始まるんだろうと思ったけど、なるほど。
【猫部屋の亡者】悪夢の正体はすぐに見当がつくけれど、演出が巧い。こう繰り返しやられると、主人公が消耗していく様が実によく分かる。
【記憶の囚人】ちょっと変わった文体で繰り広げられる話。マザーグースっぽいノリの文章が、かえって不気味さを増す。
【美神崩壊】こ、こわいいいいい! い、いたいぃぃぃぃぃ!
【プラットホームのカオス】とてもよく練られたミステリだと思うんだけど……うううう、救いがないよぉ(;_;)。悲しすぎるよぉ(;_;)。こんな話、読んでて辛いよぉ(;_;)。
【正月十一日、鏡殺し】あああああ、いやだいやだ救いが無さ過ぎていやだぁぁぁぁぁぁ! 読み終わった時には胸が悪くなってしまったぞ。どうして最後にこんな辛い話を……あああ、読後感最悪(;_;)。
(01.1.11)
【月下の蘭〜春は花】新妻の姉に初めて会ったのは、蘭の花が咲き乱れる温室。要介は何故か、その時から義理の姉の事が忘れられなくなった──。とにかく怖い話なのだけれど、その怖さは映像的な怖さや話の怖さだけではなく、それを醸し出す情念にこそあるのだというのがよく分かる。単なるヤキモチ焼きキャラに見えた妹が、実は真実を知っていたというあたりもいい。
【残酷なオルフェ〜夏は星】劇団の看板である大女優、人気の新進男優、そして若い女優の三角関係。男をめぐって二人の女が取り合いをする構図なのだが、二転三転する展開が面白い。
【宵闇の彼方より〜秋は蟲】作家が事故を起こして運ばれた病院は、どこか不思議なところだった。誰かもう一人患者がいるらしいのだが──。こういう話はどんな国でも有り得るとは思うのだが、やはり日本というのが絶妙な効果を上げている。
【ロドルフ大公の恋人〜冬は鳥】老人のもとに訪ねてきた一人の娘。窓に映る影は鳥のそれだった──。スペイン、フラメンコ、そして熱帯雨林の中での原色の鳥獣など、そういった物語のラストが白一色の雪の中というのが何とも幻想的にして効果的だ。
(01.1.15)
【鳩の塔】アイルランドへ短期留学してきた文月。彼女がホームステイしたのは仲のいい夫婦の家庭だったが、そこに同居する妻の妹が──。若さとはいかに苦いものであるかが心に刺さる一編。と同時に、自ら失敗している人は、他人の失敗にも寛容でいられるのだなぁ、と。
【薔薇の血を流して】イギリス人の父親は、日本人女性との間にできた娘を日本に捨ててきた。しかし娘が大人になった時、急に自分のもとに呼び寄せたのである。その理由は──。自らの夢のために血を分けた家族すら利用する父親。しかし、何よりも印象的なのは、娘の記憶の正体である。後のトリッキィなミステリの通じる一編。
【モンマルトルの浮彫】浮彫と書いてレリーフと読ませる。精神病院で働いていた女性が自殺した。彼女は元患者だったが、すっかり癒えて普通に暮らしていた筈なのに。医者と、彼女にプロポーズしていた下働きの男性は、彼女の抱えていた問題に迫ろうとする……かなり濃い話なのだが、実はあたしは3編の中でこれが最も気に入った。夢を見る力は偉大だが、夢を叶えるには捨てなくてはならないものが多すぎる。夢を見た男のために、自ら翻弄されることを選んだ女の話。とにかく印象的。
(01.1.15)
捨て童子・松平忠輝(上中下巻)・隆慶一郎(講談社文庫)
ところがその鬼っ子、7才にして剣や弓の師匠をやっつけ、木に登るは水に潜るは屋根を駆けるは、とんでもない少年に成長する。きちんとした師につき、傀儡子の仲間を得た頃には、彼の途方もない魅力に周囲は惹かれるようになる。その魅力に家康も遅蒔きながら気づくのだが、将軍の座を脅かされると感じた秀忠が敵にまわった!
いやもう、面白い面白い。主人公が違うだけで、「影武者 徳川家康」と全く同じ話と言ってもいいくらいだ。まぁ、風魔忍群は出てこないけど傀儡子一族が出てくるし、甲斐の六郎は出てこないけど代わりに別の忍びがつくし。同じ時代を同じテーマで描いてるから当たり前だけど、「影武者 徳川家康」と重なるシーンばかりである。ただ、目線が家康ではなく忠輝であるってだけ。だけど、豊臣秀頼との友情は胸が熱くなる。大阪城落城前夜なんか、いいシーンだよなぁ。千姫との淡い恋もいい。雪との恋、そして別れは鬼気迫るものがある。
これはもう、読むしかないでしょう。「影武者 徳川家康」でセットで読まねば。実際のところ、忠輝がどうして勘当されたのかは分からないけれど(なんせ徳川家から許されたのって、ホンの数年前なんだぞ)歴史ってのは「もしもこうだったら」というシミュレーションが出来るってのが面白いんだよね。
(01.1.24)
【石になった人形】謎を解く決め手となった「腹話術ではマ・バ・パ行の音は出せない」という箇所、現在ならそれが可能な腹話術師(いっこく堂)がいるもんなぁ(笑)。今なら曽我佳城はどう解くんだろう。
【七羽の銀鳩】ミステリ的興味としては、これが一番面白かった。さらわれた七羽の鳩から曽我佳城が導き出した答え──ちょっとした手がかりが大きな事件を解くってのは、「九マイルは遠すぎる」を例に出すまでもなく、この手のミステリの醍醐味だよね。
【剣の舞】ううう、動機が切ないなあ。これって巧く作ると、ものすごく上質な二時間ドラマになりそう。
【虚像実像】話そのものよりも、この奇術は練習がたいへんだろうなぁ、と(笑)。見る角度によってはバレそうだし。
【花火と銃声】唯一、奇術が直接関係していない話。だけど、齟齬を誘う方法は一級品。
【ジグザグ】身体をバラバラにするという事件は、それを裏付ける必然性がどうしても重視されるんだけど、この動機はあまりにも悲しく、あまりにも気高い。(でも結局ばれることだとは思うんですが)
【だるまさんがころした】えーっと、事件は解決されたんでしたっけ?(笑)
(01.1.25)
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