あのプリズンホテルの続編。お馴染みのメンバーがぞろぞろ出てきます。今回の話のメインは何と言っても美加ちゃんでしょう。あの清子さんの賢くも健気な娘の登場です。ロリコンと言わば言え、この美加ちゃんに感動しないヤツは人間じゃねぇ!ってくらい見事な子役なのだ。そしてどうしたわけだかプリズンホテルに警察の団体と、ヤクザの団体とがダブルブッキング。昔一世風靡した歌手も加わって、もう何がなんだかという筆者お得意の舞台であります。決してヤクザを褒めるわけじゃないけど、上下関係と格式(?)を大事にするヤクザの社会と、一歩ハメをはずすと際限なく乱れ権威をかさに着る警察の対比。これって、デフォルメはされてるけれど、たとえば不良と言われる茶髪の若者が意外と礼儀正しくて親切だったり、学歴も家柄もしっかりしてるおぼっちゃまが実は単なるバカだったりするのと一緒なんだな。
更にシリーズは続く。今回のメインは「血まみれのマリア」こと阿部まりあ。あの「きんぴか」を読んで感動に胸奮わせたあの女丈夫まりあの再登場だ!苦しむ患者に安楽死という選択をした医者とマリアの再会。そして世界的な登山家といじめを苦にして家出した少年。そしておきまりの木戸センセーと清子。ああ、クサイ。ほんとーにクサイ。こんなことでイジメに立ち向かう気が起こるのかとツッコミたくなるが、それでも読まされてしまうから「王道」ってのはすごい。
ワイングラスは殺意に満ちて・黒崎緑(文芸春秋)
黒崎緑氏のデビュー作。さすがにこの頃から氏の持ち味である文章の軽妙さ、読みやすいテンポが光る。彼女の会話文の巧さというのは、後にしゃべくり探偵シリーズで開花するわけだが、その片鱗はしっかり見えております。
大人の科学・南伸坊(誠文堂新光社)
南伸坊氏なので、また笑わせてくれると思って読んだら、マジに科学の本だった。(笑)人体やら進化やらバーチャルリアリティやら。文章もどうも南氏チックじゃない、と思って読んでやら、あら、子供むけの漫画雑誌に連載されたコラムだったのね。納得。とうわけで残念ながら目がら鱗的な話には出会えませんでした。でも、それはもしかしたら、あたしがコト理系分野には底なしに弱いからかもしんない。科学分野に強いひとが読むともしかしたら面白いのかもね。
織田信長推理帳〜修道士の首・井沢元彦(講談社文庫)
織田信長が探偵役で、バテレンの宣教師が狂言回しをつとめる連作短編集。信長と言えば「ごちゃごちゃ理屈をこねずに叩き切れ!」というイメージがあるのだけれど、ここに登場する信長は極めて理性的です。考えてみれば、殿様という立場だから好き勝手できるし何かを調べる権力もある、その上警察の科学捜査も入らないワケだから推理小説としては成り立ちやすいのかもしれないね。その分、時代考証がたいへんなワケですが。まぁ、そのあたりはさすがに井沢氏、ぬかりはありません。あたしゃ昨年の大河ドラマ「秀吉」を欠かさず見ていたクチなので、そこここにちりばめられた「史実」をとても面白く読めたし。(あ、秀吉が京都に居た時にはすでに藤吉郎ではなく羽柴筑前守秀吉だったとウチのダンナは言ってるんだけど、どうなんでしょう?)推理小説としてより、やっぱ歴史読み物として読んだ方が楽しめるような気がするんだけどな。ミステリという観点から見ると、総じて「あまり考えないでもいい、軽く楽しめる」というタイプのものが多いので気軽に読める一冊。あたしが個人的に好きなのは「不動明王の剣」。密室が冴えてますね。あと、「裁かれたアドニス」は、アドニス像がああいう形で関与してるのはなんとなく想像がつくわけですが、死因がアレだったと判った時にはチト赤面しました。だって、あたしも少しドギツイ方法を想像してたんだもん(笑)。読んだひとには判ってもらえると思うけど。わっはっは。あー、はずかし(*^^*)
(97.3.10) back
欲の無い犯罪者・井沢元彦(講談社文庫)
実は、友人Bりんより「南条圭が出てくる話は総じて駄作だ」と聞いていたのです。Bりんも井沢ファンなんだけど、ファンをしてそう言わしめるあたり、ちょっと不安はあったのですが(笑)、短編集なだけあって玉石混淆。(混合、じゃないのよ>Mさん)「極東銀行の殺人」や「ドミノ・アクシデント」は種種のアンソロジーにも編まれているくらいなので、意外性という面では「玉」ですね。ちょっと現実味ないかな、という気もするけど。「罠のある誘拐」はそのトリックの目のつけどころが秀逸。でも、これって思わず会社の電話で試した人が絶対居たと思うな(笑)。「不運な乗客」もけっこう好きなタイプの話なんだけど、犯人がチト安易だなぁ、と。まぁ短編なわけだから、話の根幹を成す部分以外はあっさりした方が読みやすいから仕方ないですね。「玉」は、こんなところですわ、はい。
(97.3.10) back
鑑定主文・岡江多紀(実業之日本社)
テーマは裁判における「精神鑑定」。鑑定をする医者、鑑定によって「責任能力無し」とされ罪を償うことを許されなかった女性、殺人事件の犯人として起訴され、鑑定を受ける青年、精神科の患者、患者の家族、そういった非常に重い、且つ興味深い題材を扱ってる小説です。阿久津が叫ぶ「この裁判は、おれがキチガイがどうかを決める裁判だ!」というひとことにこの精神鑑定の在り用のすべての問題提起がなされていると言っていいわけで。非常に考えさせられる。ミステリ云々という面とは別に、無罪になる方便とも考えられる責任能力の有無の審査というのは、罪を償う権利と義務を剥奪することなんだなぁと痛感。「あたしには裁かれる権利がある!」責任能力なしと見なされた被告は、その後どんな人生を歩むのか。興味深いテーマ。
なんかちょっと古いタイプの恋愛小説集ですね。「夫人公論」とかに掲載されそうな(笑)。毛色の違う短編が5編。どれもどこか悲しく、でも、どこか前向きの「いい話」ばかりで読後感が非常にいい。「落葉遊び」は幼い愛の昇華、「たそがれ色の微笑」はプライドの高い愛の発露、「白蘭」は激しさゆえに隠した愛、「水色の鳥」は夫婦の愛と親子の愛の兼ね合い、そして「風の矢」は切ないまでの親子愛。特に、5編中3編は日常の中の愛を日常を舞台に描いている分、読んだあとに、なにか棘のようなものが心に残りかねない作品群です。今いる自分が、何か忘れてるんじゃないか何かし残してるんじゃないか、それが何か判らないけれど……という妙な焦りともどかしさの棘。ちょっと日常に疲れた時に読むといいかもね。特に女性にお勧め。男性には少し合わないかも……でも、作者は男性なんだよなぁ。ううむ。
(97.3.11) back
織田信長推理帳〜五つの首・井沢元彦(講談社文庫)
織田信長の失脚を狙う者と信長の頭脳戦である。流浪の将軍足利義昭を岐阜に招くために腐心する信長。もう、出てくるひと出てくるひとが疑わしくて仕方ない。けっこうな頭脳戦なわけだが、豊臣秀吉(当時の木下藤吉郎)と蜂須賀小六の下りは息が抜けて面白い。井沢氏の歴史長編はやっぱミステリというよりは歴史雑学の面で面白いやね。褒め言葉になってないのかもしれんが(笑)。
(97.3.12) back
本廟寺焼亡・井沢元彦(講談社文庫)
南条圭シリーズである。だから最初から期待して読まなかったのだけどそれが良かったのかしらね(笑)。そこそこ楽しめました。伝統と歴史のある京都の寺の中で起きる殺人。もう、動機から犯人から「これに決まり!」とここまではっきりしてるミステリも珍しいと思うくらい珍しいぞ。もっと早く気づけよ>南条(笑)。てなわけでミステリ色を期待して読んではいけません。ポイントはやはり仏教の歴史、そして親鸞和尚の教えの何たるかですね。そういやぁあたしの実家も一応浄土真宗だったと思うんだけど、実のところ、信教の何たるかなんてあたしにはでんでん判ってないということが判った一冊でした。
(97.3.13) back
ああ、もう思わず「お勧めマーク」をダブルでサービス!(笑)
マダム・ロスタンの伝言・井沢元彦(集英社文庫)
トラジャー・ハンターだそうだ。宝探し人だって。うううう。相変わらず推理の部分より骨董への蘊蓄の方が面白い井沢作品。なんか感想を書くのも疲れるんだけど、「男の仕事にあれこれクチを出して指図したがり、自分の希望だけを優先して相手の都合を考えない我侭な美人」というのは、ある種、男の願望だったりするのかしらね?どうもこういう類の女性が主人公のそばにいるシリーズ小説って多い気がするんだけど。真実子の性格に気疲れして読むのに骨が折れましたわ。
(97.3.15) back
この作者のことだからまたメタ・ミステリ系のものかと思って読んだらなんと極めて正統派な本格推理である。連作という形をとっているけれど、とくにリンクすることもなく短編集と言ってもいい。私小説的な意味あいが強いということもあって、それぞれの短編がその時代に沿っている。子供時代は月光仮面の話。学生の頃は学生運動。そして就職した時にはテレビ文化全盛前夜、最後がバブル崩壊のあと。各時代時代をノスタルジーだけではなく、その時代の必然性にそった推理が楽しめて非常に面白い。特におすすめは「月光仮面……」かな。全般に、その時代でなくては通用しないものが大事なキーポイントになっているわけで、この「月光仮面」は特に小道具の使い方が秀逸である。確かに、当時使ってたよなぁ、と甦る。電話も当時はそうだったなぁ、と。それが、他の話でもそういう時代ならではの小道具が顔を出し、なおかつ大事なアイテムになっているのだ。風俗小説と推理小説の両立という面で秀作だと思う。ただ、プロローグとエピソードはチト不要のような気もするが。
(97.3.18) back
陛下・久世光彦(新潮社)
なんかとらえどころのない話(笑)。昭和という時代に拘る作者らしい切り口だなぁと思うのでありますが。女郎屋の描写は素晴らしいし、キャラクターもエピソードもとても魅力的。その分、梓の家庭の問題の方が、なんか全体的に一歩引いて描かれてる感じで、女郎屋のパートほどの臨場感がないのが残念。もっとも大事な部分であると思われる、北氏への傾倒や、陛下への思いといった部分が、「何故、梓がそうなったのか」という点に於いて説明不足のような感がするのです。そういう意味では消化不良の一冊でありました。設定は非常にそそられるんだけどなぁ。
(97.3.22) back
「百舌の叫ぶ夜」の倉木が帰ってきた!帰ってきたのは嬉しい!嬉しいんだけど……え〜ん、こんな終わり方いやだよぉ。(;_;)(;_;)。あんまりじゃないかぁ。あう。何もこんなエンディングにしなくてもよさそうなもんだ。あまりに救いがないじゃないか。シリーズじゃなかったのかこれは。ひどいわひどいわ、と思わず作者を恨んでしまうような物語であります。未希さんてばしくしくしく。ああ、感想なんて書けない。シリーズにあるまじき乱暴な展開と言ってもいいんじゃなかろうか。おまけに、これから彼らがこうなるという暗示を出して終わるあたり、ああなんて鬼畜なの。でもストーリーはさすがに面白いのよね。悔しいけど読んじゃうのよね。こないだは百舌でしたが今度はペガサス。もう鳥が出たり馬が出たりでたいへん。非常にスリルがあり、倉木も相変わらずで、で、しっかり伏線もあり、冒険小説でありながら本格推理の醍醐味も味わえます。文句なし。文句なしなんだけど……ああ、それでもこの終わり方はあんまりだわっ。涙。(;_;)
(97.3.23) back
プリズンホテル秋・浅田次郎(徳間書店)
あいも変わらずストーリーは水戸黄門。出来すぎてるし、先は読めるし。でも、その手垢のついた話をここまで見事にしあげる手腕はすごい。ストーリーは古いけれど、古さを感じさせない。古いワインが熟成してとっても美味しくなったような。それにこの作品は読者に元気をくれるのです。ばか笑いしてホロリときて、それで読み終わって本を閉じたらため息ひとつついて、「よし、明日はいっちょ、頑張って虫干しでもするかぁ」(←難しい勉強でもいいし、やっかいな仕事でもいいのですが、どうも例が卑近ですみません(笑))という気にさせてくれるんだな。いいなぁ。
(97.3.1) back
プリズンホテル冬・浅田次郎(徳間書店)
コメディでありピカレスクであり浪花節であるのが、このプリホシリーズなわけだけれど、読まされてしまうのは一重に登場人物に感情移入しやすいからだと思う。実際にいそうなキャラクターじゃなくて充分にデフォルメされた人物たち。その中に、読者にとって自分の弱さの拡大版を見たり、自分のかくありたい姿の拡大版を見たりするわけだ。独身で仕事に頑張ってるOLさんはマリアの中に自分の持ってる切なさと誇りを見いだすだろうし、何かに賭けてる男性諸氏は山男や医者の中に自分の道の正しさと脆さを感じるだろう。苛められてる中高生は少年の中に自分でも気付かなかったもどかしさと甘えを突きつけられるかもしれない。そして、木戸センセーと清子の歪んだ愛の形の中に、素直さと自分らしさの二律背反を見つけるのである。だからこそ、彼は彼女はどうなるのかが知りたくて続編に手をだすハメになる。
ストーリーは実に陳腐だ。でも、陳腐なものほど頭ではなく心に来るのである。小難しい文学や凝ったトリックの本格推理などを頭で読むのも楽しいけれど、やはり、心で読める小説はほっとするよ、ねえ。
(97.3.1) back
舞台は大阪のフレンチレストラン。主役はそこの女性ソムリエ。となれば当然「王様のレストラン」「料理の鉄人」なみの個性的な人物とグルメ蘊蓄の数々が期待されるってものです。で、結果はどうだったかというと一勝一敗。人物は個性的で極めて魅力的。大げさなまでに職人らしさを出しているので理解しやすい。殺人よりもワインを気にするソムリエ。白い服にケチャップをつけられるという嫌がらせの話に、トマトソースでなくケチャップを使ったと言って怒るシェフ。いいですねー。でも、グルメの方はどうかなぁ、なのです。確かにワインについての蘊蓄は多々出てくる。料理についても然り。でも、全然臭いも味もしないのよね。ワインの出所や年代の価値とか管理の仕方については詳しいんだけど、それがどんな味でどんな香りでというのがないために、単に「レストランを舞台にした殺人事件」と言うしかない代物になってしまいました。こういうのって、やっぱストーリーの展開と別に、読んでるとお腹がすいてくる喉が乾いてくるといった効果があってナンボじゃないかと思うのね。それで真っ先に思い出すのが、石川真介氏の「不連続線」、栗本薫氏の「グルメを料理する十の方法」の二作品。この二つはマジにお腹が空きます。つまりはこれが筆力だと思う。
肝心要の殺人事件の方ですが、これはちょっとアンフェアかなぁという気がします。でも、プロット自体はしっかりしてる上にストーリーがあっさり単純淡泊なので読みやすい。伏線や手がかりもフレンチレストランという環境をよく利用してる。シンプル(言い換えれば正統派ってことかな)なストーリーと軽妙な文章があいまって、非常に口当たりのいいワイン、いや、作品ですわ。ごちそうさま。
(97.3.3) back
ただ、ところどころ「ほぉ」という部分もありました。「TVのCMに出てるタレントが好感度が高いのは、好感度タレントを起用してるんではなく、同じ顔を繰り返し見せられることで【親しいひと】という情報がインプットされるから」だとか「ミニスカートを履く女の子も露出狂の一種、芸能スキャンダルを喜ぶ気持ちはノゾキ魔と地続き。異常か正常かは程度の問題」だとか。この辺を掘り下げると面白そう。雑学としてめくってみるにはいい本なのではないでしょうか。
(97.3.5) back
それにしても、分厚いのです。ハードカバー二段組み561頁だって。でも面白ければぐんぐん読み勧められるものなのです。で、これも期待に違わず、ぐんぐんぐんぐん読めましたね。556頁までは。これだけのものを詰め込んで、最後になんらかの結論に着地させるのは難しいだろうとは思うけれど、まさか「着地させない」とは思わなかったぜ。うう(;_;)。すごく面白いのに、面白いのに、それなのにどうしてこんな尻切れ蜻蛉なの?あたし泣いちゃう。たしかに、謎は解けたし、裁かれたいと思っていた女性は行動を起こせた。個々の物語はちゃんと終局へ向かった。でも、個々の物語が個々のまま終わってしまって、最大のテーマである「精神鑑定」自体に関しては、「皆さんの判断に任せます」的な終わり方なのよね。(;_;)。ああ、残念。
(97.3.11) back
たそがれ色の微笑・連城三紀彦(新潮文庫)

癒しがたき・小嵐九八郎(角川書店)
すっげー面白い。舞台は高知県。昭和20年の終戦直後から話は始まり、昭和が終わるまで引っ張ります。終戦直後にひとりの男が巻き込まれた事件。その男の無念を晴らすために4人の息子が立ち上がるという、いわば敵討ちモノなのですが、ああ実に面白い。4人の息子は年が離れているというのもあって、長男の敵討ちは1650年代。次男は60年代。三男は70年代で四男は80年代が舞台となるわけだ。これだけでも一大戦後史になるわけだけど、それぞれの敵討ちの方法というのが時代をしっかり繁栄していて、人物描写にも状況描写にも非常に優れている。つまり、50年代の長男は任侠の道に入り、60年代の次男はゲバルトで相手を伐とうとし、三男は70年代に詩や小説というペンの力で対抗する。そして80年代の四男は写真を武器にするのだ。これは、10年毎の世相や社会を繁栄しているという快挙のみならず、4種類の仇討ち物語を読むに等しい。おまけに、仇を伐つ方と伐たれる方との二代に渡る因縁、そして両家の人物の深さと面白さ。もちろん準備されてる意外な真相とお涙頂戴。ううう、なんて贅沢な小説なんだ。総登場人物158人。原稿用紙1753枚。これだけの量を飽きさせないように少しずつ少しずつ餌を撒いて次の章へと引っぱり込む手腕も見事である。聞けば、これはもともと「鈍川家の四兄弟」というタイトルで個々に上梓された小説を改稿したものだという。さもありなん。素晴らしい大河ドラマなのである。ああ、感動(;_;)。ちなみに作者には小嵐九八郎のホームページもあります。
(97.3.14) back
侵略者ゲーム・吉村達也(講談社)
砕かれた鍵・逢坂剛(集英社)
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