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さて、ではいよいよ優秀作品の発表です! 基準はズバリ、独創性。《どれほどかけ離れたとこからオチに持っていくか》。もちろん、無理があってはいけません。ここはほら、なんたってミステリサイトだから。エレガントな解答でなくちゃね。
| 第5席 |
▼F本T司さん
阪神が優勝する。
→ 阪神の選手がサイン責めに遭う。
→ 「井川さん、色紙にサインして下さい!」
→ 「今岡さん、シャツの背中にお名前書いて下さい!」
→ 「桧山さん、Gジャンに名を書いて!」
→ 「Gジャンに名を書いて」を「じっちゃんの名にかけて」と聞き間違う。
→ そうか、桧山って、金田一少年だったのか。
→ だったら読んでみよう。
→ ミステリが売れる
ぶわはははは! 「Gジャンに名を書いて」と「じっちゃんの名にかけて」って! それも桧山が金田一少年のファンっていうならまだしも、金田一少年自身かよ! ミステリとダジャレのコラボレーションは、大矢の最も好むところです。入選。
| 第4席 |
▼よしだ まさしさん(ガラクタ風雲)
阪神が優勝する。
→ 大阪の人がレミングのように大量に群れをなして道頓堀川に飛び込む
→ そのことを予想していた巨人ファンが道頓堀川に放流していた無数のピラニアが
川に飛び込んだ阪神ファンに襲いかかり、テレビ画面に阿鼻叫喚の地獄図が展開
される
→ それをテレビのニュースで見たジェームズ・キャメロンが『フライング・キラー
・フィッシュ2』の製作を決意し、内藤陳に出演交渉するために来日する
→ キャメロン来日のニュースを「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」の
キャメロン・ディアスが来日すると勘違いしたファンが成田空港に殺到するが、
がせねたと判明し、暴動をおこす
→ その暴動を利用して成田空港を破壊しようとするテロリスト集団によって、
空港が占拠される
→ 成田に着陸する予定だった飛行機が一切着陸できなくなり、周辺のありとあら
ゆる空港へとまわされることになる。
→ 道頓堀川ピラニア事件の被害者の遺族の乗った飛行機が、巨人ファンに抗議
するため東京に向かっていたが、羽田に着陸する寸前、成田からまわされた
飛行機と空中衝突をおこし、阿鼻叫喚の地獄図が展開される
→ 阪神ファン対巨人ファンの全面戦争に突入し、内戦状態となる
→ とてもじゃないがミステリーなんか読んでる場合じゃない
→ 20年にわたる内戦の結果、日本は荒廃し、本を印刷するための紙すら、手に
入らなくなる
→ ようやく内戦も終了し、町には希望に満ちた「りんごの歌」が流れるが、
あまりにも長きにわたるミステリーの暗黒時代のため、ありとあらゆる
ミステリーは絶版となってしまう
→ 絶版本が増えたので、古本系ミステリーサイトがどんどん元気になっていく
→ それに刺激されて、古本系ではないミステリーサイトも活発に活動を
開始するようになる
→ ミステリーの暗黒時代はようやく終わりを告げる
→ ミステリーが売れる
→ なんかちょっと違うような気がする
とてつもないスケール。まるで「地獄の黙示録」を見ているかのような、怒涛の展開。情景が目に浮かぶかのようです。戦禍を受け、荒れ果てた野に、未来への希望を感じさせるように咲いた一輪の花を思わせる描写。それが古本ミステリサイトかよ!
| 第3席 |
▼新潟在住の主婦さん(勝手にカルテット)
阪神、優勝せり。
→ 勝てぬ巨人軍に絶望せし巨人ファン、巨人を見捨てり。
→ 見捨てり?
→ ミステリが売れる
シンプル・イズ・ベスト。ダジャレは瞬発力、というのをここまで体現した作品が他にあったろうか。
しかし、プロフェッショナルになると、瞬発力だけでは終わらせない。そこに「ワザ」が入ります。続けて、この作品をお読み下さい。
| 第2席 |
▼田中啓文さん(ふえたこワールド)
阪神が優勝する。
→ 星野監督の出身地である岡山がにわかにクローズアップされる
→ 岡山名産のマスカットが爆発的に売れる
→ 桃も売れる
→ スモモも売れる
→ ブームを当て込んだ一発屋たちの手で、あちこちで果実園が造られる
→ しかし、ブームはすぐに去り、一発屋たちは商売をたたむ
→ 果実園は放置される
→ 一発屋たちは果実園を見捨て、李(スモモ)が熟れる
さすが、大矢のダジャレ友人とダジャレ師匠だ。二人揃って、考えることは同じと来てる。ケダちゃん新潟在住の主婦さんの作品が刺身とするなら、田中啓文さんのはカルパッチョである。よくわからん例えだな。
さて、そして第1席に輝きましたのは!
| 第1席 |
▼近田鳶迩さん(The Neverending Mystery)
阪神が優勝する。
→ 阪神ファンが虎の敷物を購入したがる。
→ 産地・中国で憐れな虎の大量虐殺。
→ ワシントン条約違反でアメリカと中国の関係が悪化する。
→ 中国政府「アメリカに対抗するには少林拳法しかない!」
→ 中国の若者たちが少林拳法を習い始める。
→ 健全な汗を流す。
→ 家に引き篭もる若者が減ってテレビ番組全体の視聴率が下がる。
→ アニメの視聴率も下がる。
→ 名作アニメに感動して「俺も将来アニメ業界に入るぞ!」という若者が減る。
→ 中国のアニメ会社が若手の人材不足になる。
→ 中国のアニメ会社に仕事を発注していた日本のアニメ会社が困る。
→ 「動画を減らしても問題のないアニメを作るしかない」
→ 動画の不足は、声優の長台詞や効果音で補おう。
→ 条件に合致するジャンルは「安楽椅子探偵モノ」しかない!
→ これが予想外の大ヒット、原作本にも注目が集まる。
→ ミステリが売れる
エレファント! ぱぉ〜ん。間違い。エレガント!
単なるピッチャーゴロを、一旦レフトに投げたあとでボールボーイに渡し、ボールボーイがファーストに投げてアウトにするようなプレイと言えましょう。<意味不明。いやあ、無理なし(そうか?)無駄なし(そうなのか?)。《どれほどかけ離れたとこから、しかもエレガントに、オチに持っていくか》を最高に具現化して下さった作品です。オミゴト!
というわけで、お楽しみ戴けましたでしょか。ご応募下さった皆様、ありがとうございました。
ってゆ〜か、来年はドラゴンズが貰うからね!
(2003/7/24)