ラジオ出演してきた
10/11/05/Fri 格納先:仕事
朝7時10分、栄着。
今日はCBCラジオの「多田しげおの気分爽快!朝からP・O・N」のゲストコーナーに出演なのだ。拙著の宣伝を兼ね、介護やリハビリについて話すのよ。バスの時刻の関係でかなり余裕があったので、主婦の夢である〈朝マック〉を堪能してから局に向かう。
7時50分、局着。CBCの前には大きなウルトラマンなんちゃらが立っている。そのなんちゃらの前を通り、東玄関で守衛さんに来意を告げてしばらく待つと、をかべまさゆきさんが迎えに来てくださった。今回の出演はをかべさんの差し金なのだ。拙著を読んで番組のディレクターやパーソナリティに、ゲスト出演を提案してくださったのである。
ラジオ出演となると、話題や内容はともかく「おしゃべりはできる人なの?」というのが出演の可否を左右する。実はワタクシ若かりし頃にお天気お姉さんをやっており、ラジオやテレビで喋るという経験はそこそこあったのさ。いや、ホントに大昔のことですよ。まだ近所の公園に恐竜がいて、小学生は夏休みの自由研究に三葉虫の標本を作っていたくらいの大昔。でもまあそれなら、昔打った篠塚ってやつで、なんとかなるんじゃね?と局の人も思ってくださったようだ。
8時18分、コーナースタート。
多田さんが本の紹介をしてくださった後で、リスナーがとっつきやすいようにまずはドラゴンズの話から入ります。「昨日の試合は残念でしたね」「あれは中田君が、名古屋で2試合できるようにと演出してくれたんですよ」「中田君って、君づけなんだ」「大学の後輩ですから」「そうなんですか! えっと、北九州市立大学? あまり野球で有名な学校じゃありませんよね」「はい、ですから中田君がドラフトで指名されたときには、うちの学校に野球部があったのかという方が驚きで……」
介護の話はどこに?
本の奥付の著者紹介に「座右の銘は〈岩瀬で負けたらしょうがない〉」とあるのを多田さんが取り上げてくださったので、「それは〈万全の準備をして、最善と信じる手段をとったのであれば、それで失敗したとしても後悔はしない〉という深い意味があるのです」と返す。すると「それは病気やリハビリの話にも通じますね」と誘導してくださるあたり、さすがプロである。正直、そんなことは考えてなかったのだが。<こらこら。というわけで、ダンナの発症当時の話やリハビリの様子の話題へ。このあたりは拙著の内容とかぶるので割愛。
ただ悔やまれるのは「リハビリで驚いたことは何ですか」と言われ、とっさに何も思いつかなかったことだ。今にして思えば、「思いつかなかった」ということ自体がネタになる。つまり、
「医者の説明だけでは正直、知りたいことがすべてわかるわけではない。だからダンナの発症直後には、とにかく脳卒中に関係する本を借りまくり、読みまくった。それで予習ができたので、リハビリで殊更驚くということはなく、むしろ状況がとても良く理解できた。知識は力です。できるだけ早く“情報収集”をすることで安心が生まれます」
という話に持っていくチャンスだったのに──。情報収集の大切さ、言い損ねたなあ。まあ、素人判断の危険性とか、失語症というマイナーな障碍の話ができたら、いいか。
そうそう、もうひとつ後悔したこと。ダンナは鉄道マニアで失語症でも鉄道車両の型式だけはすらすらと話せたという話題があったのだが、あたしが出たゲストコーナーは〈暮らしに鉄分〉という名前だったのよ! うわあ、鉄っちゃん話とコーナー名を巧いこと絡められたのに本番中に思いつかなかったよー。
20分のコーナーが終わり、御礼を申し上げて局を辞す。デニーズでコーヒーを飲んでるところに番組を終えたをかべまさゆきさんがいらっしゃって、45分くらいお喋り。拙著2冊にサインして、共通の知り合いの近況や、本の話などに花が咲く。出演コーナーの録音CDも頂戴した。ありがとうをかべさん! ひさびさにお天気お姉さん時代の自分を思い出して楽しゅうございましてよ。
そしてまた、この一件が次なる展開を呼ぶことになるのだが、それはまた別の話。
今日はCBCラジオの「多田しげおの気分爽快!朝からP・O・N」のゲストコーナーに出演なのだ。拙著の宣伝を兼ね、介護やリハビリについて話すのよ。バスの時刻の関係でかなり余裕があったので、主婦の夢である〈朝マック〉を堪能してから局に向かう。
7時50分、局着。CBCの前には大きなウルトラマンなんちゃらが立っている。そのなんちゃらの前を通り、東玄関で守衛さんに来意を告げてしばらく待つと、をかべまさゆきさんが迎えに来てくださった。今回の出演はをかべさんの差し金なのだ。拙著を読んで番組のディレクターやパーソナリティに、ゲスト出演を提案してくださったのである。
ラジオ出演となると、話題や内容はともかく「おしゃべりはできる人なの?」というのが出演の可否を左右する。実はワタクシ若かりし頃にお天気お姉さんをやっており、ラジオやテレビで喋るという経験はそこそこあったのさ。いや、ホントに大昔のことですよ。まだ近所の公園に恐竜がいて、小学生は夏休みの自由研究に三葉虫の標本を作っていたくらいの大昔。でもまあそれなら、昔打った篠塚ってやつで、なんとかなるんじゃね?と局の人も思ってくださったようだ。
8時18分、コーナースタート。
多田さんが本の紹介をしてくださった後で、リスナーがとっつきやすいようにまずはドラゴンズの話から入ります。「昨日の試合は残念でしたね」「あれは中田君が、名古屋で2試合できるようにと演出してくれたんですよ」「中田君って、君づけなんだ」「大学の後輩ですから」「そうなんですか! えっと、北九州市立大学? あまり野球で有名な学校じゃありませんよね」「はい、ですから中田君がドラフトで指名されたときには、うちの学校に野球部があったのかという方が驚きで……」
介護の話はどこに?
本の奥付の著者紹介に「座右の銘は〈岩瀬で負けたらしょうがない〉」とあるのを多田さんが取り上げてくださったので、「それは〈万全の準備をして、最善と信じる手段をとったのであれば、それで失敗したとしても後悔はしない〉という深い意味があるのです」と返す。すると「それは病気やリハビリの話にも通じますね」と誘導してくださるあたり、さすがプロである。正直、そんなことは考えてなかったのだが。<こらこら。というわけで、ダンナの発症当時の話やリハビリの様子の話題へ。このあたりは拙著の内容とかぶるので割愛。
ただ悔やまれるのは「リハビリで驚いたことは何ですか」と言われ、とっさに何も思いつかなかったことだ。今にして思えば、「思いつかなかった」ということ自体がネタになる。つまり、
「医者の説明だけでは正直、知りたいことがすべてわかるわけではない。だからダンナの発症直後には、とにかく脳卒中に関係する本を借りまくり、読みまくった。それで予習ができたので、リハビリで殊更驚くということはなく、むしろ状況がとても良く理解できた。知識は力です。できるだけ早く“情報収集”をすることで安心が生まれます」
という話に持っていくチャンスだったのに──。情報収集の大切さ、言い損ねたなあ。まあ、素人判断の危険性とか、失語症というマイナーな障碍の話ができたら、いいか。
そうそう、もうひとつ後悔したこと。ダンナは鉄道マニアで失語症でも鉄道車両の型式だけはすらすらと話せたという話題があったのだが、あたしが出たゲストコーナーは〈暮らしに鉄分〉という名前だったのよ! うわあ、鉄っちゃん話とコーナー名を巧いこと絡められたのに本番中に思いつかなかったよー。
20分のコーナーが終わり、御礼を申し上げて局を辞す。デニーズでコーヒーを飲んでるところに番組を終えたをかべまさゆきさんがいらっしゃって、45分くらいお喋り。拙著2冊にサインして、共通の知り合いの近況や、本の話などに花が咲く。出演コーナーの録音CDも頂戴した。ありがとうをかべさん! ひさびさにお天気お姉さん時代の自分を思い出して楽しゅうございましてよ。
そしてまた、この一件が次なる展開を呼ぶことになるのだが、それはまた別の話。