今週のワタクシ12/11

12月5日 日曜日
 先日買ったwii partyにダンナと挑戦。
 相性診断をしてみたら「そこそこ友達」レベルであることが判明。
 どっちが悪いのかで大げんかとなり、友達以下に成り下がる。

12月6日 月曜日
 名駅に出たら、ナナちゃんがどえりゃあキレイなお姉さんになっててひっくり返る。
 髪の毛って大事だなあ。 
 
12月7日 火曜日
 海老蔵の会見をつい見てしまった。
 クサナギ君のときにも思ったが、酒飲んで酔っぱらってハメはずして、海老蔵の場合は自分がケガをさせられた側なのにもかかわらず、どうしてここまで神妙に謝らねばならんのだろう。彼が謝るべきなのは、家族と、職場と、彼の舞台を楽しみにしていたファンに対してだけで充分だろうに。あたしゃ何も迷惑かけられてないから、あたしには謝らなくていいぞ。

12月8日 水曜日
 真珠湾攻撃の日にしてジョン・レノンの命日。
 30年前のあの日、松山千春のオールナイトニッポンを聞こうとしたら、特別追悼番組が始まって驚いたのを覚えている。最初はタチの悪い冗談だと思った。
 ネットもケータイもない時代。友人と「聞いた?」と話すには、翌朝学校に行くまで7時間も待たねばならなかった。

12月9日 木曜日
 CBCラジオ
「多田しげおの気分爽快!朝からPON」に出演の日なので、朝6時40分に家を出る。
 今年はややノンキに思えていた冬将軍だが、早朝はけっこう頑張ってることを実感。

 今日ラジオで紹介したのは、岡田好弘
「あたらしいみかんのむきかた」(小学館)でした。
 先週分(里見蘭
「さよなら、ベイビー」)に早速反響があったそうで嬉しい限り。
 ただ「どこで買えますか」には笑った。書店で買えます。
 
12月10日 金曜日
 関西のMBS(毎日放送)ラジオの「ありがとう浜村淳です」という番組で、拙著
『脳天気にもホドがある。』がラジオドラマになったらしい。今日が最終回だったらしい。聞けないのでわからない。

 ポプラ社の書評原稿を1本書いて送信。

12月11日 土曜日
 自転車チームVerdadの忘年会。
 チームメイト(本日欠席)が結婚を前提につきあってた彼女から「貯金が少ない」という理由でフラれたと聞き、その場の女性陣がいきり立つ。
 「ロクな女じゃねえぞそいつ!」
 「今度彼女が出来たら連れてこい、あたしらが見てやる!」
 ──どんないいお相手でも、この飲み会に連れてきた時点で壊れそうな気がする。

足の裏・vs織田編

 ダンナのリハビリ通院の日。
 インソールを作って下さる織田先生(仮名)に、昨日アシックスの店でとった足計測データを意気揚々と見せたら「わかりにくい」の一言で斬って捨てられた……。いつかこいつをひざまずかせてやると心に誓う。
 ただそんな織田先生も、アシックスの
WSX171の画像を見せると「お、かっこいいじゃないっすか」と身を乗り出す。初めて肯定的なコメントくれたよ! そこで意を強くして、昨日フィッターさんから聞いたアドバイスを告げる。

 「でも1Eなので、足底板を入れるには幅が狭いんじゃないかって」
 「狭きゃ削るんでどーにでもなります」
 「あと、中敷はずした下に、若干のカーブが」
 「まあ、それも削れば」

 そ、そんなテキト〜なことでいいの? ねえ、いいの?

 今のところこのアシックスが第一候補なのだが、明後日には最後の候補、ニューバランスのフィッティングイベントに行くことになっている。場所はスポーツオーソリティなので、ミズノにしろアシックスにしろ、ある程度は同じ店で扱っているはず。三社のデータが出そろったところで、明後日スポーツオーソリティで決めてしまおうと思っているのだが、そこでひらめいた。織田先生に一緒に行ってもらえばいいんじゃ? そこでプロの目でいい靴を選んでもらえばいいんじゃん。

 「先生、明後日、一緒にフィッティングに行ってもら」
 「あー、予定があります。残念だなあ。ホントに残念だ」

 ぜんぜん残念そうじゃない顔と口調で、こっちが尋ね終わる前に即拒否。
 い、いつか、いつか絶対こいつをひざまずかせてやるんだからねっ!
 

足の裏・アシックス編

 朝、CBCラジオの「朝PON」出演を終わらせ、朝マックしてカフェで仕事読書して、10時になると同時に栄のアシックス直営店に飛び込む。状況を話し、欲しい靴の条件を告げ、計測してもらうことに。

 いやー、ここの計測、これまでで一番細かい!
 そしてここの計測、これまでで一番扁平足!(しくしく)

 
ミズノでは平面的な長さと幅、そして荷重バランスしか測られなかったんだが、ここは足囲も出るし踵の幅やアーチの高さなど、やたらと細かく出る。そして感動したのは、踵を真後ろからみたとき、重心がどれだけ歪んでるかが出るのだ! 治療院で指摘された「足が内側に倒れ込んでる」というのが数値で出たよ感動したよ。左4.5度、右4.7度、あたしの足は内側に傾いてるらしい。

 足長はコンマ以下の差はあれど、今までと大きな違いは無し。そしてやはりサイズは24.0cmの1Eだと言う。しかしここでシューフィッターさんの顔が曇る。

 「24.0cmで1Eって、メーカーが殆ど作ってないんですよね」

 へ? なんですて?

 正確に測れば1Eだとか、それより更に小さいDサイズの女性が多いのに、自分では3Eくらいだと思い込んでる人が多い(あたしだ、あたし!)。実際は違うのに、そういう人が3Eを購入するため、1Eは需要が少なく商品も数が少ないという状況らしい。ああ、ミズノでも「24.0の1Eはない」と言われたが、そういうことであったか。

 もちろん、まったくないワケではない。ただ、あたしの条件(足底板を入れるので、中敷がとれること・その下が平板なことなど)を満たし、尚かつあたしの足と使用頻度に合うような靴は限られると言う。これも他のメーカーと同じだが、アシックスはそこで代替品ではなく、唯一の「24.0cm/1E」を出してきてくれた。おおおお、初めてだ! 初めて推奨サイズ丁度の靴が試着できるよ!

 これがそのWSX171という型番の靴。
 デザイン、悪くない! 運動靴っぽくなくて、これならたいていのパンツスーツに合いそうだ。スカートでもカジュアルなものとなら合わせられるかも。ただ見た目、かなり細いんですけど。ホントに入るの?

 
入った。

 しかもめちゃくちゃ歩き易い! 何これ。うわあ。ミズノでフィッティングしてもらったときも思ったが、ちゃんと測って、ちゃんと合ったやつを、ちゃんとした履き方で履けばこんなにフィットするものなのか! 感動で胸がおっぱいです。間違い。いっぱいです。

 ここでフィッターさんからしつこくらい注意されたことがある。靴紐は毎回結び直すこと。ついつい緩めに結んで、そのままほどかず脱ぎ履きする人がいるが、それではフィッティングした意味がまっっっっっったく無いと言う。毎回毎回、踵を地面につけ、爪先をあげ、踵を靴のヘリにちゃんと収めてきっちり縛るという行為が必須だと。
 うわーめんどくせえ……。なるほど、最近のウォーキングシューズに小さなファスナーがついてるのは、それか。きっちり結んだ紐はそのまま、ファスナーで脱ぎ履きできるようになってるんだ。なるほど。しかしこの
WSX171にファスナーはない。一段上の2Eならファスナつきがあるが、これにはない。つまり毎回紐を結び直す……。うーん。

 そしてもうひとつの問題。値段が、値段が、いちまんはっせんえん……(くらくら)。

 けれどフィッターさんは、売らんかなの人ではなかった。「足底板を入れるということなら、1Eより少しゆとりがあった方がいいかもしれない。療法士さんと相談してみてください」と言って下さったのだ。ありがたい。そうさせてもらうことにする。ありがとうございますありがとうございます。説明する声がでかいなーなんて思ってすみません。<そんなこと思ってたのか!

この本格ミステリベストがすごいのが読みたい!

 宝島社「このミステリーがすごい!2011」と原書房「2011本格ミステリベストテン」が同時に届いた。前に頂戴していた早川書房「ミステリが読みたい2011」週刊文春12/9号を合わせて、投票したランキング本はこれでぜんぶ出そろったことになる。
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 さてこの4つに投票したラインナップだが、その内容は必ずしも同じではない。本格ミステリベストテンの場合はより狭義での投票になるので当然だが、「早ミス」「このミス」「文春」でも微妙に違う。
 「早ミス」と「このミス」は投票〆切に1ヶ月の差があるので、「すすすすみません、これ取りこぼしてました!」というのを「このミス」で救うというケースがあるわけだ。そして更に「文春の読者はおじさんが多そうだから、女性向けコージーはやめとこうかな」みたいな匙加減が働いたりする。

 どっちにしろ、今年読んで面白かった本が5〜6冊だけってわけはないので、4つの媒体を使うことでできるだけ多くの作品を取り上げられればいいかな、と思っている。もちろん「ベストが時と場合で変わるなんておかしい」という考え方もある。それはそれで正しいと思う。が、まあ、あたしの場合は「AとB、どっちも捨てがたいから、このミスと文春で1票ずつね」みたいな考えをとってる次第。

 その結果、4つのどれかに投票したってのをざっくり順不同でまとめると、以下の通り。これがあたしの今年のお薦め一覧と思って戴いてOKよ。

 国内編は初野晴
『空想オルガン』、京極夏彦『死ねばいいのに』、坂木司『和菓子のアン』、門井慶喜『血統』、石持浅海『この国。』、七河迦南『アルバトロスは羽ばたかない』、日明恩『ロード&ゴー』、樋口毅宏『日本のセックス』、水生大海『かいぶつのまち』、本城雅人『スカウト・デイズ』、三津田信三『水魑の如き沈むもの』、大崎梢『背表紙は歌う』、海堂尊『アリアドネの弾丸』、有栖川有栖『闇の喇叭』、綾辻行人『Another』というラインナップ。あ、昨年10月刊行のが入ってるのは「早ミス」だけ対象期間が違うせいです。

 海外編は重なってるものが多く、マーガレット・デュマス
『上手に人を殺すには』、S.J.ローザン『夜の試写会』、カミ『機械探偵クリク・ロボット』、アラン・ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』、ヘレン・マクロイ『殺す者と殺される者』、イアン・サンソム『蔵書まるごと消失事件』、サイモン・カーニック『ノンストップ!』、オットー・ペンズラー編『ポーカーはやめられない』、ジェフリー・ディーヴァー『ロードサイド・クロス』、ナンシー・マーティン『億万長者の殺し方教えます』、スペンサー・クイン『ぼくの名はチェット』、ボストン・テラン『音もなく少女は』、ポール・アルテ『殺す手紙』、コリン・ホルト・ソーヤー『メリー殺しマス』、ジョン・ハート『ラスト・チャイルド』でした。

 あれが入ってないじゃないかという大物がいくつかありますね。普通、『ファージング』と『愛おしい骨』と『陸軍士官学校の死』はどっかに入れるってもんだろ、なあ? でも敢えてそれらをはずしてでもコージーを詰め込みたかった乙女心なのさ。あと、なまもの書評にリンクしようとしたら殆ど書いてないことに気付いてひっくり返った。来年からは心を入れ替えて書きます。書きますとも。

 という規準でいずれも国内編・海外編両方に投票したわけだが──ありゃりゃ? 
「2011本格ミステリベストテン」で海外編、投票したはずなのにあたしのアンケートが載ってないぞ? とツイッターに書いたらば担当の編集さんからソッコーで「漏れておりました申し訳ありません」とメールが来た。わはは。本ミスで投票したのはキネクシスとか化学少女とか読者リクエスト3位の新訳版とか新装版ポケミスの黒いやつとか機々械々とかです。<わかるね?

足の裏・ミズノ編

 靴選びの目安ができたので、さっそくミズノに行ってみることにする。

 東急ハンズ名古屋店4階にある
ミズノ・ウェルネスショップで改めて足の計測。ここは自動の機械計測だ。足長が左が23.7cm、右が24.0cm。あれ? 金曜に測ったときより大きくなってるよ? もしかして、あたしまだ成長期? いやそれは多分、東急ハンズの名古屋店と栄店を間違えて、ムダな距離を歩いたためむくんでるだけだと冷静なもう一人のあたしが突っ込む。しくしく。そして足幅は8.0センチで、やはりサイズは1Eだと言う。

 ところが24.0cmで1Eというサイズの靴はない、というではないか。そこで勧められたのは5KF052という型番の、23.5cmの2Eでどうかと言う。え、足長も幅も計測値と違うじゃん。何ソレ。

 どうやら幅を示すEというのは足長のサイズによって異なるらしい。
「足長に対しての比率」で決まる相対寸法であり、1Eが何センチというような絶対寸法ではないという。つまり23.5cmの2Eと24.0cmで1Eはほぼ同じ幅なのだそうだ。えー、なんだよそれ知らなかったよ。しかも、足長のサイズは1センチくらいの遊びを爪先に作ってあるので、24.0センチのあたしでも23.5cmの靴は入るのだとか。

 とまれ、勧められた型番にはそのサイズが店になかったので、他のシリーズでそのサイズを履かせてもらった。履くときに気をつけること(まず踵をしっかり靴のヒールカップにはめてから、きつめに紐を縛る)を教わりながら、シューフィッターさんが紐を結んでくれる。歩く。

 おおっ、なんだこれ、歩き易いぞ! カポカポしないぞ! その威力たるや、もともと履いていた靴に足を戻した瞬間「うわあ、頼りねえっ」と思ってしまったほどだ。「一度いい靴を履くと、安いものは履けなくなる」と言われたのはこのことか。

 では
5KF052を取り寄せるかというと、色が黒しか無いということと、一旦取り寄せたらサイズが違っても返品できない(またか!)と聞き、断念する。なんだろうこのシステム。しかも、ニューバランス同様、ベスト寸法がない上での代替品だしなー。一応、型番だけ控えを貰って帰った。次はアシックスだ。

足の裏・靴選び開始

 ダンナのリハビリついでに、理学療法士の織田先生(仮名)に金曜日に貰ったフットプリントを見せ、フットケアトレーナーからニューバランスのWW584を勧められたという話をした。商品紹介ページをパソコンで見せると

 「なんかおしゃれじゃないっすね」

 一言でバッサリ。ええーーーー、先生がそれを言うか!

 そりゃまあね、確かに洋服を選ぶよなあとは思っていた。レザーとは言え、いかにも運動靴だからさ。
 でも機能重視だし、おしゃれ靴とは違うんだからと自分に言い聞かせていたところに、インソールを作って下さる側からまさかそんな見た目の話が出るとは。普通は「見た目より機能ですよ」と諭すのがそっちの立場じゃないのか。

 「いくらですかそれ。いちまんごせんえんっ? たかっ!」

 だからどーしてそう患者のモチベーションを削ぐようなことを言うかなあ織田先生。

 ただ、実は他にも懸案があった。フットケアトレーナーさんからはWW584の24cm/2Eを勧められたものの、治療院に在庫がなく試着できなかったのである。しかも本当は1Eなのに、メーカーに1Eのものがないからという代替候補なのだ。それなのに一旦取り寄せると返品はできないという。試着してないのに取り寄せて合わなくてもキャンセルが効かないってのはどうなのよ、と。

 ここで話は土曜に遡る。忘年会のとき、太田忠司さんやいつみといったジム通いのベテランから運動靴メーカーについて、あそこがいい、あそこは縫製がイマイチ、あそこはモノはいいんだけど日本人の足には合わないなどといろいろ情報を頂戴し、そのとき「日本人の足に合って評判がいいのは、アシックス・ミズノ・ニューバランスの三社」という話を聞いていたのだ。そしてそのとき彼らからは
「靴に金はケチるな、一度いい靴を履くと安い靴は履けなくなるぞ」とまで言われたのさ。

 ニューバランスももちろんいいんだが、他にいろいろ試してみるのもありかもしれない。ミズノは名駅に、アシックスは栄に、足の計測をした上で靴を見繕ってくれるショップがあるらしい。そしてニューバランスは折よく次の週末に、スポーツオーソリティのとある店舗でシューフィッティングのイベントがあるという。だったらそれを回ってみるに如くはない。

 「じゃあいろいろ試してみますが、どんなことに気をつけて靴を探せばいいですか」
 「あー、履き易けりゃ
何でもいいっすよ別に

 ……先生、もしかしてやる気ゼロ? あたしがこんなに燃えているのに?

 「うーん、じゃあ、足底板を入れるんで、中敷をはずした下が平板なこととー、
  踵の後ろと土踏まずの内側が硬めでちゃんとホールドしてくれるってことっすかねー。
  あと、紐靴がいいっすよ。まあ、でも、基本は履き易い靴なら何でもいいっす」

 なんだかとっても投げやりなのが気になるんですけど、まあようやく条件が出そろった。
 いよいよ靴選びのスタートだ。