足の裏・vs織田編

 ダンナのリハビリ通院の日。
 インソールを作って下さる織田先生(仮名)に、昨日アシックスの店でとった足計測データを意気揚々と見せたら「わかりにくい」の一言で斬って捨てられた……。いつかこいつをひざまずかせてやると心に誓う。
 ただそんな織田先生も、アシックスの
WSX171の画像を見せると「お、かっこいいじゃないっすか」と身を乗り出す。初めて肯定的なコメントくれたよ! そこで意を強くして、昨日フィッターさんから聞いたアドバイスを告げる。

 「でも1Eなので、足底板を入れるには幅が狭いんじゃないかって」
 「狭きゃ削るんでどーにでもなります」
 「あと、中敷はずした下に、若干のカーブが」
 「まあ、それも削れば」

 そ、そんなテキト〜なことでいいの? ねえ、いいの?

 今のところこのアシックスが第一候補なのだが、明後日には最後の候補、ニューバランスのフィッティングイベントに行くことになっている。場所はスポーツオーソリティなので、ミズノにしろアシックスにしろ、ある程度は同じ店で扱っているはず。三社のデータが出そろったところで、明後日スポーツオーソリティで決めてしまおうと思っているのだが、そこでひらめいた。織田先生に一緒に行ってもらえばいいんじゃ? そこでプロの目でいい靴を選んでもらえばいいんじゃん。

 「先生、明後日、一緒にフィッティングに行ってもら」
 「あー、予定があります。残念だなあ。ホントに残念だ」

 ぜんぜん残念そうじゃない顔と口調で、こっちが尋ね終わる前に即拒否。
 い、いつか、いつか絶対こいつをひざまずかせてやるんだからねっ!