足の裏・アシックス編

 朝、CBCラジオの「朝PON」出演を終わらせ、朝マックしてカフェで仕事読書して、10時になると同時に栄のアシックス直営店に飛び込む。状況を話し、欲しい靴の条件を告げ、計測してもらうことに。

 いやー、ここの計測、これまでで一番細かい!
 そしてここの計測、これまでで一番扁平足!(しくしく)

 
ミズノでは平面的な長さと幅、そして荷重バランスしか測られなかったんだが、ここは足囲も出るし踵の幅やアーチの高さなど、やたらと細かく出る。そして感動したのは、踵を真後ろからみたとき、重心がどれだけ歪んでるかが出るのだ! 治療院で指摘された「足が内側に倒れ込んでる」というのが数値で出たよ感動したよ。左4.5度、右4.7度、あたしの足は内側に傾いてるらしい。

 足長はコンマ以下の差はあれど、今までと大きな違いは無し。そしてやはりサイズは24.0cmの1Eだと言う。しかしここでシューフィッターさんの顔が曇る。

 「24.0cmで1Eって、メーカーが殆ど作ってないんですよね」

 へ? なんですて?

 正確に測れば1Eだとか、それより更に小さいDサイズの女性が多いのに、自分では3Eくらいだと思い込んでる人が多い(あたしだ、あたし!)。実際は違うのに、そういう人が3Eを購入するため、1Eは需要が少なく商品も数が少ないという状況らしい。ああ、ミズノでも「24.0の1Eはない」と言われたが、そういうことであったか。

 もちろん、まったくないワケではない。ただ、あたしの条件(足底板を入れるので、中敷がとれること・その下が平板なことなど)を満たし、尚かつあたしの足と使用頻度に合うような靴は限られると言う。これも他のメーカーと同じだが、アシックスはそこで代替品ではなく、唯一の「24.0cm/1E」を出してきてくれた。おおおお、初めてだ! 初めて推奨サイズ丁度の靴が試着できるよ!

 これがそのWSX171という型番の靴。
 デザイン、悪くない! 運動靴っぽくなくて、これならたいていのパンツスーツに合いそうだ。スカートでもカジュアルなものとなら合わせられるかも。ただ見た目、かなり細いんですけど。ホントに入るの?

 
入った。

 しかもめちゃくちゃ歩き易い! 何これ。うわあ。ミズノでフィッティングしてもらったときも思ったが、ちゃんと測って、ちゃんと合ったやつを、ちゃんとした履き方で履けばこんなにフィットするものなのか! 感動で胸がおっぱいです。間違い。いっぱいです。

 ここでフィッターさんからしつこくらい注意されたことがある。靴紐は毎回結び直すこと。ついつい緩めに結んで、そのままほどかず脱ぎ履きする人がいるが、それではフィッティングした意味がまっっっっっったく無いと言う。毎回毎回、踵を地面につけ、爪先をあげ、踵を靴のヘリにちゃんと収めてきっちり縛るという行為が必須だと。
 うわーめんどくせえ……。なるほど、最近のウォーキングシューズに小さなファスナーがついてるのは、それか。きっちり結んだ紐はそのまま、ファスナーで脱ぎ履きできるようになってるんだ。なるほど。しかしこの
WSX171にファスナーはない。一段上の2Eならファスナつきがあるが、これにはない。つまり毎回紐を結び直す……。うーん。

 そしてもうひとつの問題。値段が、値段が、いちまんはっせんえん……(くらくら)。

 けれどフィッターさんは、売らんかなの人ではなかった。「足底板を入れるということなら、1Eより少しゆとりがあった方がいいかもしれない。療法士さんと相談してみてください」と言って下さったのだ。ありがたい。そうさせてもらうことにする。ありがとうございますありがとうございます。説明する声がでかいなーなんて思ってすみません。<そんなこと思ってたのか!