月例茶話会&プチ忘年会

 今日は月に一度の、仲良しの三婆……げふんげふん、三人娘が集まって優雅な茶話会が開かれる日。レギュラーメンバーのこいんが所用につき欠席ということで、いつみ・かおかお・あたしの3人だけになり平均年齢が……げふんげふん、いや、つまりは、いつにもまして大人の女の茶話会である。

 もともとは「ダンナさんが倒れて大矢さんもいろいろたいへんだろう、何かお手伝いできることはないか」という、ありがたくて涙がでるような理由で始まったこの月例茶話会。その主旨通り、当初はあたしの苦手な裁縫を手伝ってくれたり、あたしの苦手な事務仕事を手伝ってくれたり、ダンナの回復を見て喜んでくれたりしていた。確かにしていた。そのための集まりだった。

 いつからだろう。
 ただ集まって、wii fit plus に興じてお菓子食べて帰るだけになったのは……(遠い目)。
 
 ということで今回は初心に戻ろうと、「あと1ヶ月半で今年も終わりだから、年明けに税理士さんが来るまえに、ここまでの領収書を整理しておきたいんだ、手伝ってよ」と意気揚々と持ちかけた。
 「今回はこいんがいないから、
彼女を仲間はずれにしては可哀想だ」というワケのわからない理由で、領収書整理は却下された……。
 この集まりが始まった当初は「ありがたくて涙が出る」と書いたが、なんか今は別の涙が出るんですけど。しくしく。

 それでも気の合う&話の合う友人と集まって遊ぶのは楽しい。肩凝りや筋肉痛を心配しながら興じるwii fit plus はそれぞれの一挙手一投足に大笑い。むしろ足腰より腹筋が鍛えられる始末。このwii はダンナの自転車友人がリハビリのためにとプレゼントしてくださったもので、理学療法士のT先生からも「自宅でwiiのスキージャンプやってください。あれはバランスと膝を柔らかくする練習になるから」と指示されるくらいだというのに、それを独占して「ペンギンが!」「ニワトリが!」「パンダが!」と大騒ぎの三婆。
 自転車友人やT先生に、この様子は見せられない。

 夜はそのまま近所の居酒屋に移動してプチ忘年会。ダンナには介護保険の配食サービスを頼み、自分は友人と飲みに出かける妻である。それでいいのだ。たまのことなんだし、息抜きは必要さっ。まあ、もう抜く余地はないってくらい抜いてる気もするが。

 その居酒屋は、前からくろけんと一緒に行ったり、〈ひとり飲み〉に行ったりしてて、すっかり馴染み。お刺身や肴をちょこっと注文して白飯と汁物なんていう注文ができるので、ご飯を食べる気分で飲みに行ける店なのだ。
 でもって先日試しに注文してみた牡蠣のバター焼きがそりゃもう旨くて、牡蠣の風味とバターの風味の混ざり具合が絶妙で、一口で惚れたのだが一皿6個は多い。味が濃いだけに、ひとりじゃきつい。ということで、今日は3人だから丁度いい、何はなくともその牡蠣バターを注文。 
 「こないだ牡蠣に当たった……」といういつみの目のまえで、かおかおと3個ずつたいらげる。うまうま。涙目でひとりアサリを注文するいつみ。だからさあ、食べられないんだからせめて目と鼻だけでも楽しませてやろうという友情じゃないか、なあ? うひひ。
 その他、真鯛の兜煮がでらうま。骨まで吸い尽くす。チーズだし巻きもうまうま。ジャガイモのバリバリサラダもうまうま。刺身の盛り合わせに入っていたウニが、とろとろの甘々ででらうま。そして安い。
 もう、すべての忘年会がこの店でいい。近いうちに、〈ひとり忘年会〉しにこよっと。