謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 向かいのマンションで飼われてる犬が除夜の鐘に反応し、鐘が鳴る度に吠えるのが面白くてベランダで凍えながら犬を見てたら年があけてしまったところの大矢です。まあ、ジャニーズのカウントダウンライブで今年もマッチが見られたからいいや、と。嵐はNHKからの中継で2曲歌っただけだったのは残念だったけど。

 2011年最初の一冊は米澤穂信「折れた竜骨」(東京創元社)でした。中世ヨーロッパ的世界を舞台にしたファンタジーと見せかけて実はロジカルな本格ミステリです。乾坤一擲、という言葉が相応しい力作であり秀作。感想はまた別途。さすが米澤穂信で、ファンタジー設定が苦手なあたしでもがっつり掴まれましたので、ジャンルで二の足踏んでる人がいたら大丈夫だよと伝えたい。
 なお、魔術だの剣だの吟遊詩人だのが出てきた時点でこめかみが痛くなり、あの「指輪物語」ですら途中で挫折したというヒロイックファンタジー音痴のあたしが、なぜ本書を新年一冊目に選んだかというと、ドラゴンズの今年の優勝を祈念するためです。
「折れた竜骨」、略して「オレ竜」。ね?

 さて、2011年の計画として。
 
ドラゴンズ連覇という100%他力本願の目標はもちろん大前提として掲げているのだが、仕事ではちょっと新しいことに挑戦してみようという目論見(というか悪だくみ?)があります。これはまたいずれ。
 あと、合間を見つけて、現代の3F小説をちょっと系統立ててまとめてみたい、とも思ってる。大人の女性が共感できて「
たいへんなことはいろいろあるけど、今日も元気に行きましょー!」と思えるような小説をもっともっと紹介できると良いな。

 家庭内のことに目を向けると、昨年はダンナの「ひとりで留守番」「配食サービス使ってひとりで食事」「ひとりで朝食準備」がクリアできた(これはすごいことですよ)ので、今年は
「タクシー使ってひとりで外出(通院)」を目指して戴きたい。が、ダンナ本人曰く、今年の目標は「GWの大分旅行完全走破」だそうな。まあねえ、去年は初日にコケたもんなあ。

 とまれ、今年もゆるゆるとまいりましょう。
 カリカリせずに、ゆったりのんびり。その中で、やりたい事や新しい挑戦をひとつずつ着実にクリアしていけるといいな。
 今年もよろしくお願いします。