「脳天」@栄・丸善&ジュンク堂
ってことで今日は栄(名古屋の繁華街の地名です)に出る用事があったので、ついでに主立った書店を巡ってみた。黒田研二につきあってもらうことにして、午後2時半に明治屋2階のデニーズで待ち合わせ。丸善の隣だからね。
そういえば、黒田のデビュー作「ウェディング・ドレス」が上梓されたときも、ふたりで書店を巡って「あるある!」ってはしゃいだよなあ。あれからもう10年か……と思いながらデニーズの角まで行くと
デニーズが無い。
いつ無くなったんだよオイ。出足からこれかい。今日の計画、いきなり暗雲がたれ込める。
気を取り直して直接、丸善で落ち合うことに。したらばさ、入り口入ったところにドラゴンズ本コーナーが出来てまして、そこにいきなりあったよ。
うおおおお、落合監督の著書の隣に! ペナント優勝記念写真の下に!
担当の方に取り次いでもらってご挨拶と御礼。そしたら「話題の本」のコーナーにも置いているということで、わざわざ案内してくださった。
ぎゃ。三冊分のスペースで多面展開して下さっている!
なんか周囲の本が、めっっちゃ堅いんですけど。いいのかしら。そんな中にドアラ。「大いなる暗愚」とか「読み解き般若心経」だとか「死ぬときに人はどうなる10の質問」とか、そんな作品群の真ん中に脳天気なドアラ。あ、いや、脳天気なのはドアラじゃなくてうちの夫婦なんだが、しかし浮いている……。大丈夫なんだろうか。
更に2階の闘病記のコーナーにも置いて下さっているとのこと。「昨日も問い合わせの電話があったり、初日に何冊か出たり、好調ですよ」とおっしゃってくださった。そんなペースでは本当はいかんだろうと思うのだが、黒田もここで購入。偶然、自転車チームの友人が買いに来てくれたりして、とりあえず面目は立ったか。
たぶん、その問い合わせの電話は昨日の日記に書いた友人のことだと思うが、これほどまでに積んで下さっているのを見ると「問い合わせの電話に、著者名ではなく『ドアラのですね』とおっしゃったそうですが」という指摘はできない。ええ、ドアラの本ですとも。ドアラ上等!
続いて、ナディアパークの中のジュンク堂へ。
ここは7階に専門書、地下に文芸・雑誌・コミックと分かれていて、どちらにあるのかチト迷ったが、とりあえず地下に行ってみる。
うーん、無い。昨日の報告によれば、昨日はスポーツ書籍のコーナーにあったというんだが、ない。検索しても場所は店員に聞けと書いてあるので、聞いてみる。そしたら、文芸書のエッセイコーナーにあったよ。
この写真ではわかりにくいでしょうが、「余命1年からの奇跡」「天国の薫〜世界で一番キミが好き〜」という2冊に挟まれてます……。いや、いいんだけど。ジャンルとしては多分同じなんだけど。でも、やっぱちょっと、なんつーか、その、「ふざけてスミマセン」と心の中で謝る。
ここでも担当さんに御礼を申し上げたら「ドラゴンズが今日勝ったら、もっと出るかもしれませんね」と言われた。もうすっかりドラゴンズ本扱い。でもその方がいいの。真面目な闘病記の中に入れられると申し訳ないの。しくしく。
しかし、次に訪れたあおい書店では、もっとたいへんなことになっていたのであった。(続く)